イーロン・マスク氏率いるX、BTCやテスラ価格の表示へ

イーロン・マスク氏率いるX (旧Twitter)は15日、米国とカナダのiPhoneユーザー向けに新たなキャッシュタグ機能の提供を開始した。
Xのニキータ・ビアプロダクト責任者が今年1月に予告していた「スマートキャッシュタグ」が実装された形だ。
ユーザーは、ビットコイン(BTC)やテスラなどのティッカーを入力したり、暗号資産(仮想通貨)のコントラクトアドレスを貼り付けたりできる。
リアルタイムの価格チャートをアプリ内で表示
Xは入力内容から自動的に一致する資産を提案し、検索の曖昧さを解消する仕組みを導入した。ユーザーがキャッシュタグをタップすると、リアルタイムの価格データやインタラクティブなローソク足チャートが表示される。
チャートは1日から1年までの期間を選択可能だ。関連する投稿のフィードも同時に確認でき、情報収集が容易になる。
これらの機能はすべてアプリ内で完結し、外部ツールを必要としない。
現在は米国とカナダのiOSアプリ限定での展開となっている。今後はウェブ版やAndroid版、そして世界的な展開に向けたテスト段階と位置付けられている。
プロ向けのデータを標準搭載する競争が激化する中、Xは独自の強みを活かして一歩リードを狙う。
金融の目的地を目指すXの戦略
Xは金融ニュースやトレーダーの心理状況を把握するための主要な情報源となっている。タイムライン上の情報に基づいて、毎日多額の資金が動いている。
議論から実際の行動に移るまでの手間を減らすため、市場データの直接的な統合が求められていた。
同氏は、Xが完全な「万能アプリ」へと進化するビジョンを強調している。現在ベータ版として提供されている個人間決済機能「X Money」などと並び、金融の目的地としての役割を強化する狙いがある。
イーロン・マスク氏の指揮の下、プラットフォームの多機能化が急速に進んでいる。
また、カナダの証券会社であるWealthsimpleとの試験的な連携も発表された。キャッシュタグに取引ボタンが追加され、外部サイトを経由して株式や仮想通貨の取引がスムーズに行える。これはXにとって初の証券会社との提携となる。
サポートされる資産には、主要な株式や仮想通貨が含まれる。
さらに、ソラナ(SOL)やBaseなどのブロックチェーン上のコントラクトアドレスを通じたミームコインにも対応している。
また、犬系トークンを代表するドージコイン(DOGE)などの人気銘柄も検索可能だ。
初期のユーザーの反応は良好で、同氏は開発チームを称賛し、今後のさらなる機能追加を約束している。