ロビンフッドチェーン、DEX取引高が過去最高5.6億ドルを記録

ロビンフッドチェーン(Robinhood Chain)は8日、1日の分散型取引所(DEX)取引高が約5億6,000万ドルを突破し、過去最高を記録した。
新規ユーザーと取引高の急増
同ネットワークは7月1日頃にメインネットを公開しており、わずか1週間で大きな節目を迎えた。
報道によると、8日のDEX取引高は約5億6,390万ドル(約913億5,180万円)に達している。これは前日の取引高から約10倍の規模となり、短期間での急速な成長を裏付けている。
ネットワークの利用状況も急速に拡大している。1日のアクティブアドレス数は約20万に迫り、そのうち14万以上が初めて取引を行ったユーザーだった。
メインネット公開直後は約5万だった利用者数が急増しており、新規参加者の大規模な流入が取引高を押し上げる主な要因となっている。
また、トランザクション数も顕著な伸びを見せた。7日時点では約120万だったが、8日には約280万へと急増している。1日で約133%の増加を記録し、ネットワーク上の活動がかつてない規模で活発化している状況だ。
この急成長は、ビットコインの価格変動が落ち着きを見せる中で、新たな投資機会を求めるユーザーの動きを反映している。
ミームコイン人気と今後の課題
取引急増の背景には、ミームコインの流行がある。特に、ドージコインの成功以降、多くの投資家が次なる急騰銘柄を探している。8日だけで、1万6,000種類以上の新規トークンが同チェーン上で発行された。
利用者が新しい銘柄を次々と試す動きが、全体の取引を活発にしている。中でも、キャッシュキャット(CASHCAT)という銘柄が市場を牽引している。
同銘柄の時価総額は1日で1億ドル(約162億円)を突破し、ピーク時には約1億5,000万ドル(約243億円)に達した。
24時間の取引高も約1億ドルを記録し、ロビンフッドチェーン上のミームコイン取引高の約74%を占めている。
一方で、現在の利用状況には課題も残る。同チェーンは本来、トークン化された株式などを扱う目的で公開された。
しかし、現状はミームコインを中心とした投機的な取引が大部分を占めており、当初の構想とは異なる使われ方をしている。
さらに、市場の流動性が一部の銘柄に集中している点も懸念されている。ユニスワップ(Uniswap)などの取引所では、特定の通貨ペアに取引が偏っている。
そのため、価格変動リスクやスリッページのリスクが高まりやすいと指摘されている。