ソラナ初期クジラから20億円超流出か、5年ぶり休眠解除に

ソラナ(SOL)の初期大口保有者のウォレットはこのほど、約18万900 SOLが不正流出した可能性があると報じられた。
長期休眠ウォレットからの不審な資金移動
被害に遭ったとされるのは、ソラナのネットワーク立ち上げ時にトークンを受け取った初期のウォレットだ。
このアドレスは5年以上にわたって休眠状態にあった。しかし、突然ステーキングが解除され、ほぼすべての残高が外部へ送金されている。
流出した仮想通貨は約18万900 SOLで、被害額は約1,420万ドルに上る。長期間動いていなかった巨額の資金が急激に移動したことは、通常の資産管理とは考えにくい。
そのため、第三者による不正アクセスの可能性が高いとみられている。
異常な資金移動を最初に検知したのはブロックチェーン分析グループだ。その後、複数のセキュリティ専門家が詳細な資金の流れを追跡している。
盗まれた資金は新たに作成された複数のソラナ上のウォレットに素早く集約された。
イーサリアムへの資金移動
集約された資金のうち、約6万 SOLがブリッジ機能を通じてイーサリアム(ETH)のネットワークへ送られた。
さらに、資金の出どころを隠すミキシングサービスであるトルネード・キャッシュの利用も確認されている。これはハッキング事件でよく見られる典型的な資金洗浄の手口だ。
現時点で、ソラナのシステム自体に脆弱性があったという報告はない。被害者の秘密鍵が何らかの理由で漏洩した可能性が高いと推測されている。
ウォレットの所有者からの公式な声明はまだ出されておらず、詳細な原因は調査中だ。
今回の事件は、初期から仮想通貨を保有する大口ユーザーのセキュリティリスクを改めて浮き彫りにした。巨額の資産を保管する休眠ウォレットは、常に攻撃者の標的になりやすい。
市場でも一時的な価格変動が観測されており、自己管理型ウォレットの適切な運用など、厳重な対策が求められている。