ビットコイン（BTC）とは？仕組みや特徴をわかりやすく解説【初心者必見】
仮想通貨（暗号資産）市場で最も有名なビットコイン
BTC -2.21% 。2024年1月には米国で現物ETFが初承認され、日本円建てで一時1 BTC = 1000万円を超えたこともあり、話題を集めています。
ビットコイン（BTC）への投資に関心を持つ人は増えていますが、複雑な仕組みや特徴が理解の障壁となり、実際の投資に踏み切れない方も少なくありません。
そこで本記事では、ビットコインの特徴から仕組み、買い方や将来性など幅広く初心者にもわかりやすく解説していきます。「最近話題のビットコインって何？」「ビットコインの仕組みや特徴を知りたい」と思う方は、最後までご覧ください。
ビットコイン（BTC）とは？世界初の仮想通貨
ビットコイン（BTC）とは、2009年に誕生した世界初の暗号資産（仮想通貨）のことです。現在も仮想通貨市場の王者として君臨しており、時価総額は市場全体の50%前後を占めています。
そんなビットコインの詳細を以下にまとめたので参考にしてみてください。
| トークン名称 | ビットコイン（Bitcoin） |
| ティッカー | BTC -2.21% |
| リリース日 | 2009年1月3日 |
| 発行枚数 | 2100万枚 |
| 現在価格 | $95,373.08 |
| 時価総額ランキング | 1位 |
| 公式サイト | https://bitcoin.org/ja/ |
ビットコインは新しい金融システムの可能性を示す革新的な技術であり、その影響力は仮想通貨市場を超えて、既存の金融システムや社会にまで及ぶ可能性があります。
投資面でも仮想通貨の億り人を多数輩出しています。ビットコインで成功者を出すほど人気な投資先になっています。
ビットコイン（BTC）の仕組み
続いて金融システムの革命的なビットコインの仕組みについて解説していきます。
ビットコインの3つの仕組み
- ブロックチェーン
- 分散型台帳
- マイニング
①：ブロックチェーン
ブロックチェーンはその名の通り、取引情報を含む「ブロック」が連なった「チェーン」のような構造を持つ、取引を記録・管理する技術のことです。
ブロックチェーンの主な特徴は以下の通りです。
- 中央管理者がいない
- 世界中のコンピューターネットワークで運営
- 情報の変更が極めて困難
- 取引記録を消すことができない
- 全参加者が同じ台帳のコピーを保持
- NFTやNFTゲームにも使われている
ビットコインの根幹を成す技術が、ブロックチェーンです。革新的な技術は、ビットコインの安全性、透明性、そして分散性を支える要となっています。最近では稼げるNFTゲームSTEPNが、注目を集めています。
②：分散型台帳
ビットコインの分散型台帳システムは、取引記録を世界中の多数のコンピューター（ノード）で共有・管理する革新的な仕組みです。
分散型台帳の特徴は、データの改ざんが極めて困難であることと、高い可用性を持つことです。一部のノードが停止しても全体は機能し続けるため、システムの安定性が保たれます。
分散型台帳は他のアルトコインでも使われており、今後の金融システムや様々な産業に大きな影響を与える可能性を秘めています。
③：マイニング
仮想通貨マイニングとは、新しいビットコインの発行と取引の承認を同時に行う過程です。マイニングの過程をまとめると以下の通りになります。
- 未承認の取引データを集める
- 取引データを一つのブロックにまとめる
- ナンスを変更しながら特定の条件を満たすハッシュ値を探す
- 大量のハッシュ計算を行う
- 条件を満たすハッシュ値が見つかる
- ブロックは「採掘された」とみなされる
- 採掘されたブロックをブロックチェーンに追加する
- 新規発行されたビットコインと取引手数料を受け取る
マイニングは、中央管理者不在のビットコインシステムを可能にする革新的な仕組みで、今後も技術進化とともに変化していくでしょう。
ビットコイン（BTC）の特徴
続いて、ビットコインの特徴を6つ解説します。
- ETFが承認された
- 中央の管理者がいない
- いつどこでも世界中に送金できる
- 発行上限が決まっている
- 半減期が設定されている
- 使い道が豊富
①：ETFが承認された
ビットコインの特徴の一つとして、2024年1月に米国証券取引委員会（SEC）によってビットコイン現物ETF（上場投資信託）が承認されたことが挙げられます。
ETF承認という画期的な出来事の主なポイントは以下の通りです。
- 10年以上に及ぶ申請過程を経て実現
- BlackRock、Fidelityなど大手11社のETFが承認
- 個人投資家のアクセス障壁が低下
- 機関投資家の参入が容易に
- ビットコインの「制度化」「主流化」を促進
- 市場の流動性向上と価格安定化の可能性
- 仮想通貨市場全体への波及効果が期待
ETFの承認は、新しい仮想通貨の時代を告げる重要な出来事であり、今後の市場動向や金融システムへの影響が注目されています。
②：中央の管理者がいない
通常の法定通貨は、中央銀行や政府といった中央機関によって管理されています。例えば、日本円であれば日本銀行が発行や流通、金融政策を統括し、経済をコントロールする役割を担っています。
ビットコインにはこのような中央の管理者が存在せず、代わりに、ブロックチェーン技術を用いた分散型のネットワークによって運営されています。
③：いつどこでも世界中に送金できる
ビットコインの重要な特徴の一つは、時間や場所を問わず、世界中どこへでも送金できる点です。主なポイントは以下の通りです。
- 24時間365日送金可能
- 送金時間は通常10分から1時間程度
- 世界中どこへでも同条件で送金可能
- 手数料が従来の国際送金より安い
- インターネット接続とウォレットがあれば利用可能
- 新興国や発展途上国での金融サービス普及に貢献
- 政治的制裁や規制の影響を受けにくい
国際的な金融取引の未来形として注目されており、従来のシステムよりも自由で効率的な価値移転を可能にしています。
④：発行上限が決まっている
ビットコインはイーサリアムとは違い、発行上限が2100万BTCに厳密に制限されています。基本設計に組み込まれており、いかなる状況下でも上限を超えて発行されることはありません。
発行上限の存在は、ビットコインに希少性をもたらし、インフレーションに強い資産としての魅力も高く、価値保存手段として期待されています。
発行上限が決まっていることにより、経済システムや価値の概念に対する新たな提案となっています。
⑤：半減期が設定されている
ビットコインは半減期という独特の仕組みが設定されていることが挙げられます。半減期は、希少性を高め、ビットコインの長期的な価値を保つ上で重要な役割を果たしています。ビットコインを買うべきタイミングとしてもおすすめです。
半減期とは、ビットコインのマイニング報酬が約4年ごとに半分になる仕組みのことです。具体的には、以下のように21万ブロックが生成されるごとに報酬が半減します。
- 2012年11月28日：50BTC→25BTC
- 2016年7月9日：25BTC→12.5BTC
- 2020年5月11日：12.5BTC→6.25BTC
- 2024年4月20日：6.25BTC→3.125BTC
半減期は、ビットコインのデジタルゴールドとしての性質を強化し、長期的な価値保存手段としても地位確立に寄与しています。
⑥：使い道が豊富
当初は単なるデジタル通貨として誕生したビットコインですが、現在ではビットコインで買えるものも多くなっています。
具体的な使い道は以下の通りです。
- 商品・サービスの購入
- 投資、資産運用
- 国際送金
- 寄付、クラウドファンディング
- 担保融資
- NFTマーケットプレイス
Microsoft、Expedia、ビックカメラ、ローソンなど多くの企業で利用可能です。
ビットコインの活用法は、デジタル時代における新たな価値交換の可能性を示唆しており、さらなる用途の拡大が期待されています。
ビットコイン（BTC）のメリット
次はビットコイン（BTC）のメリットについて解説していきます。
- 世界中で利用できる
- 世界中の人と個人間で直接送金ができる
- 今後も値上がりする可能性がある
①：世界中で利用できる
ビットコインは、Web3.0仮想通貨の中でも利用範囲が広く、中央管理者不在の分散型システムにより、国境を越えて自由に使用できる特性があります。
eコマースの分野では、AmazonやExpediaなど大手企業がビットコイン決済を導入し、国際的なオンラインショッピングを容易にしています。
ビットコインのグローバルな利用可能性は、既存の金融システムの制約を超えた新たな経済の可能性を示しており、今後さらなる拡大が期待されています。
②：世界中の人と個人間で直接送金ができる
ビットコインは、世界中の人々と個人間で直接送金ができます。
従来の国際送金と異なり、銀行やマネーサービス事業者などの仲介者を介さず、インターネット接続とビットコインウォレットさえあれば、誰とでも直接送金が可能です。銀行口座を持てない「アンバンクト」の人々にも国際的な金融ネットワークへの参加機会を提供しています。
ビットコインによる直接送金は、グローバル経済における新たな可能性を示しており、今後さらなる普及と進化が期待されています。ビットコインウォレットの設定方法の記事も参考にしてください。
③：今後も値上がりする可能性がある
ビットコインは、将来性の高いメタバース仮想通貨と同様、将来的な値上がりの可能性があります。具体的には以下の要因に基づいています。
- 総供給量が2,100万枚に固定されている希少性
- 約4年ごとの新規発行量半減による供給抑制
- 大企業の保有やETF承認による需要増加
- 「デジタルゴールド」としての役割
- ライトニングネットワークなどによる利便性向上
- 代替的金融手段としての需要
ビットコインの将来価値は、技術進化、制度整備、社会受容など多くの要因に左右されるため、「需要が上がるかどうか」の判断が必要です。
ビットコイン（BTC）のデメリット
多くの投資家が期待しており、魅力的な特徴を持つ反面、ビットコインにもデメリットがあります。
- 価格変動が激しい
- ハッキング被害に遭う可能性がある
- 即時決済に弱い
①：価格変動が激しい
草コインほどではないですが、ビットコインのデメリットの一つは、激しい価格変動です。高いボラティリティは、投資リスクを高め、決済手段としての利用を難しくしています。
価格変動の要因は以下の通りです。
- 市場規模の小ささ
- 需給バランスが価格に反映されやすい
- ニュースや報道の影響
- 各国の規制環境の変化
- 短期的な利益を狙う投資家の存在
- テクノロジーの進化
- インフレ率や金融政策などの影響
- 大規模な資金流入
- ハッキングなどのアクシデント
高い変動性は、短期的な投資リスクを高めるだけでなく、仮想通貨の長期保有者にも精神的なストレスをもたらす可能性があります。
②：ハッキング被害に遭う可能性がある
ビットコインには、ハッキング被害のリスクがあります。主に仮想通貨取引所やメタマスクなどのウォレットなどの周辺サービスが標的となります。
実際日本でも、過去のビットコインのハッキング事例として以下が挙げられます。
- 2011年7月：MT.GOX（被害額約330万円）
- 2014年2月：MT.GOX（被害額約114億円）
- 2018年9月：Zaif（被害額約70億円）
- 2019年7月：BITPoint（約35億円）
- 2024年5月：DMMビットコイン（被害額約482億円）
業界全体でもセキュリティ強化に取り組んでいますが、完全にリスクをなくすことは難しいため、常に警戒心を持ち、最新のセキュリティ情報に注意を払うことが重要です。特に海外取引所を使用する際は、仮想通貨取引におすすめのVPNを利用するなど、工夫してみてください。
③：即時決済に弱い
ビットコインのデメリットは、即時決済の面での弱さです。
ビットコインの取引が完了するまでに10分から1時間程度かかります。承認時間は、クレジットカードや現金での支払いと比べると長く、日常的な購買行動において大きな障害となります。
即時決済の問題は、ビットコインが日常的な決済手段として広く採用されるための大きな障害となっていますが、開発者コミュニティは継続的に改善に取り組んでいます。
ビットコイン（BTC）の買い方
続いて、ビットコインの買い方を解説していきます。購入までの流れは以下の通りです。
- ビットフライヤーで口座開設
- ビットフライヤーに日本円を入金
- ビットコインのチャートを分析する
- ビットコインを購入する
①：ビットフライヤーで口座開設
ビットコインなどの仮想通貨を購入するには、まず仮想通貨取引所で口座開設する必要があります。ビットフライヤーの口座開設手順は以下の通りです。
- アカウント登録をする
- 利用規約等を確認する
- 基本情報を入力する
- 本人確認書類を提出する
- 2段階認証を設定する
日本でも信頼性や知名度、セキュリティが高く、ビットコインを扱っている取引所の一つです。ビットコインはもちろん、50万倍を記録した柴犬コインなどおすすめ仮想通貨も上場しています。
口座をお持ちでない方は、ビットフライヤー公式サイトへアクセスし、口座開設を進めましょう。
②：ビットフライヤーに日本円を入金
口座開設が完了したら、ビットフライヤーに日本円を入金していきましょう。日本円入金は以下の複数の方法があります。
- 銀行振込
- クイック入金
- コンビニ入金
- ペイジー入金
適切な入金方法を選択し、手順を正確に行うことで、スムーズにビットコイン購入の準備が整います。
③：ビットコインのチャートを分析する
ビットコインを購入する前にチャート分析を行うことは重要です。主なポイントを以下にまとめました。
- 長期投資なら日足や週足を確認
- 短期トレードなら1時間足や4時間足を確認
- 上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場などを識別
- サポート、レジスタンスラインの確認
- 20日、50日、200日移動平均線などでトレンドを判断
- 価格動向との関係からトレンドの強さを評価
- テクニカル指標の利用
- 株式市場やドルインデックスとの関係を分析
- ファンダメンタル分析の統合
投資前に記事や仮想通貨のテレグラムチャンネル等で情報収集し、多角的な視点で市場を分析しましょう。
④：ビットコインを購入する
ビットフライヤーでは、ビットコインの購入方法は下記の2種類あります。
- 販売所
- 取引所
販売所は、取引所自体がビットコインの売り手または買い手となる方式です。取引はすぐに成立しますが、手数料がやや高めです。
取引所は、ユーザー同士が直接ビットコインの売買を行う方式です。自分で価格を指定でき、取引手数料は抑えられますが、取引成立までに時間がかかることがあります。
どちらを選ぶかは、取引の目的や急ぎ具合、価格への拘りなどによって判断するとよいでしょう。
ビットコイン（BTC）の今後の将来性は明るい？
これまでビットコインのメリット・デメリットを解説してきましたが、実際にビットコインは将来性があるのか？を解説していきます。
- 発行上限が決まっており希少性がある
- 現物ETF承認で多くの投資家が参入
- 半減期アノマリーの継続の可能性
- 価格予想で右肩上がり
①：発行上限が決まっており希少性がある
ビットコインは発行上限が2,100万枚に固定されています。上限が決まっていることは、ビットコインに希少性をもたらし、長期的な価値上昇の可能性を示唆しています。
金（ゴールド）と同様に、ビットコインも供給量が限られているため、「デジタルゴールド」として需要が増加すれば価格が上昇する可能性が高いのです。
長期的に、ビットコインの発行上限と希少性は、将来性を支える重要な要素の一つとして、投資家や経済学者の注目を集め続けると予想されます。
②：現物ETF承認で多くの投資家が参入
2024年1月10日、米国SECがビットコイン現物ETFを承認したことは、ビットコインの将来性に大きな影響を与える出来事となりました。
ビットコインの将来性と繋がる主なポイントは以下の通りです。
- 個人投資家のアクセス障壁が低下
- 機関投資家の参入が容易にビットコインの「制度化」「主流化」の促進
- 市場の流動性向上と価格安定化の可能性
- ETF間の手数料競争による投資家メリット
- 他の仮想通貨ETFへの波及効果
BlackRock、Fidelityなど大手11社のETFが承認され、証券口座でビットコイン投資が可能になりました。年金基金や保険会社など大規模資金の参入も期待されています。
日本ではビットコインETFは扱ってませんが、仮想通貨の税金が改正され、国に認められた場合、需要が増加しさらなる価格上昇が期待できます。
③：半減期アノマリーの継続の可能性
半減期アノマリーとは、ビットコインの半減期後、翌年まで仮想通貨バブルが到来し、価格が大きく上昇する傾向を指します。過去3回の半減期では、それぞれ約100倍、20倍、6倍の価格上昇が見られました。
実際、多くの投資家が半減期アノマリーが継続すると考えており、その理由を下記にまとめました。
- 新規発行量の減少による供給圧力低下
- 投資家の期待の高まり
- メディア露出の増加
- マイニング市場の効率化
- 現物ETFの承認による需要の増加
半減期アノマリーの継続可能性は、ビットコインが将来性を考える上で興味深い要素の一つで、1000倍仮想通貨を目指すために欠かせない存在となっています。
④：価格予想で右肩上がり
多くの専門家や機関投資家によるビットコインの価格予想は、長期的に右肩上がりとなっています。
- JPモルガン：長期価格目標14万5000ドル
- PlanB：2025年に100万ドル超の可能性
- トム・リー氏：2025年までに25万ドル
- ピーター・ティール氏：長期的に100倍になる
- アーサーヘイズ氏：2026年までに100万ドルに達する可能性がある
- 価格予想AI：2025年までに約16万ドル
イーサリアムの価格予想も右肩上がりとなっており、ビットコインを含め他の仮想通貨も値上がりに期待できます。ビットコイン市場は今後も進化を続けると予想され、その将来性に注目が集まり続けることが予想されます。
まとめ：ビットコインとは世界一の仮想通貨
ビットコインは、2009年に誕生した世界一の仮想通貨で、2024年の米国ETF承認により、機関投資家の参入が加速し注目を集めています。仮想通貨市場のトップとして金融技術革新をけん引し、既存の金融システムや社会に大きな影響を与える可能性を秘めています。
仮想通貨の買い方を参考に、ビットコインに投資してみてください。2025年の仮想通貨バブルに波乗りして資産を増やしていきましょう。なお、ビットコインの合法性に関しては確認しておいてください。
ビットコイン（BTC）とは？に関するよくある質問
最後にビットコインに関するよくある質問に対してQ&A形式で解説します。
ビットコイン（bitcoin）とはなんですか？簡単に解説してください
ビットコインにリスクはありますか？
ビットコインはいくらから買えますか？
ビットコインは現金化できますか？
参考情報
最強の暗号通貨ウォレット
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