日本円ステーブルコインJPYC、総流通量10億を突破

ステーブルコイン
暗号資産ジャーナリスト
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日本円ステーブルコインJPYCはこのほど、総流通量が10億JPYCを突破した。

発行開始から8カ月で大台に到達

JPYCは、1 JPYCが1円で発行および償還される円ペッグ型のステーブルコインだ。今回の記録は、約10億円相当のJPYCが複数のパブリックブロックチェーン上で流通していることを意味する。

2025年10月27日の発行開始から約8カ月での達成となり、順調な成長ペースを維持している。

公式プラットフォームであるJPYC EXが発表した資料によると、累計発行額はすでに30億円を超えている。また、口座開設数も5月30日時点で1万9000件に到達した。

この成長の背景には、実社会での利用拡大と積極的なマルチチェーン展開がある。

現在、JPYCはイーサリアム(ETH)やポリゴン(POL)、アバランチ(AVAX)、Kaia(KAIA)といったブロックチェーンに対応している。

多様なネットワークで利用できる環境が、普及を後押しした形だ。

利便性の向上と競争の激化

JPYC EXは最近、サービスの利便性向上に向けた取り組みを加速させている。

発行限度額の緩和を実施したほか、LINEと連携するUnifiウォレットを通じたKaiaチェーンへの対応も追加した。利用者がより簡単に仮想通貨にアクセスし、日常的に利用できる環境を整備している。

一方で、国内における日本円ステーブルコイン市場の競争も激しさを増している。

SBIグループは24日、信託型ステーブルコイン「JPYSC」のパイロット版を開始した。大手金融機関の本格的な参入により、日本円に連動するステーブルコイン全体への注目がかつてないほど高まっている。

JPYCは今後も、さまざまなブロックチェーンへの対応や決済手段としての用途拡大を進めていくとみられる。

国内の法整備が進む中、ステーブルコインは単なる取引手段を超え、日常的な決済や送金手段として定着していく可能性がある。今後の市場動向に引き続き関心が集まる。

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