売れるネット広告社子会社、堀江貴文氏のイーサリアム復旧成功

売れるネット広告社グループは24日、連結子会社を通じて実業家の堀江貴文氏が長年アクセス不能だった暗号資産(仮想通貨)の復旧に成功したと明かした。
堀江氏保有のイーサリアム復旧
同グループは、連結子会社のビットコイン・セイヴァーが提供する仮想通貨復旧サービスを利用し、堀江氏が大量に保有するイーサリアム(ETH)の復旧作業を行った。
堀江氏はイーサリアムの黎明期に同銘柄を取得していたが、ウォレットのパスワードを紛失していた。長年にわたりアクセス不能な状態が続いており、世界中の複数の専門事業者が復旧に失敗した国内最難関の案件だった。
ビットコイン・セイヴァーは、国内の上場企業で初となる仮想通貨復旧の専門企業として2025年12月に設立された。
同社には2017年のハッキング大会で世界1位となったエンジニアなど、世界最高峰の技術チームが在籍している。
他社が失敗した事例を克服するため、高度な解析プロセスと独自の手法を用いてウォレットへのアクセスを回復し、完全な復旧を達成した。
今回の依頼は、売れるネット広告社グループの加藤公一レオ代表取締役社長と堀江氏の強固なビジネス関係が基盤となっている。
設立当初から堀江氏を最初のお客様と位置づけており、同社の技術力への高い期待が実際の依頼につながった。
同社は、1月頃にも約300万円相当のビットコイン(BTC)の復旧に成功しており、サービスの有効性をすでに証明していた。
発表後に株価はストップ高
この発表を受け、売れるネット広告社グループの株価は前日比100円高の608円とストップ高水準を記録した。株式市場では後場に買い気配となるなど、市場関係者からの強い関心を集めている。
今回の成功報酬は現時点では軽微としているが、2026年7月期の連結業績にプラスの寄与が見込まれている。
ビットコイン・セイヴァーのビジネスモデルは、復旧した資産の約40%を受け取る成功報酬型を採用している。
この高収益なモデルを支えに、世界で60兆円規模とも言われる失われた仮想通貨市場への本格的な参入を後押しする構えだ。
パスワードの紛失などでアクセスできなくなった資産は世界中に数多く存在しており、同社の技術力に対する需要は高いとみられる。
同社は堀江氏の案件を成功させた実績を最大限に活用し、世界で数千億円規模のユニコーン事業を目指して展開を加速していく。
仮想通貨の普及が進む中で、資産の安全な管理と復旧サービスの重要性は今後さらに高まることが予想される。
国内の上場企業が主導する信頼性の高いサービスとして、国内外からのさらなる依頼獲得が期待されている。