スイ(SUI)が最高値更新|Phantomウォレット対応が要因か

暗号資産(仮想通貨)のスイ(SUI) SUI +6.02%は6日、史上最高値である1SUI=4.42ドルを記録した。同トークンの価格は、過去24時間で15%以上、過去7日間で24%以上の上昇を見せている。
また、同ネットワークの預かり資産額(TVL)においても、過去1ヶ月で50%以上増加しており、執筆時点で17億ドル(約2600億円)を超えている。

Phantomウォレット対応が要因か
今回の価格上昇は、大手仮想通貨ウォレットPhantomがSuiチェーンに対応する発表が行われた後に起きた。
wen sui? soon 🌊 👻 pic.twitter.com/o7MtPMkfpS
— Phantom (@phantom) December 5, 2024
同ウォレットはサービス開始当初、ソラナ(SOL)専用ウォレットとしてサービスが開始。その後、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ポリゴン(POL)、Base(レイヤー2)へと対応チェーンを拡大させている。
月間アクティブユーザー数は700万人、年間オンチェーントランザクション数は5億6000万件を超えているという。
また、11月末には、米国のAppStoreランキングにおいて、無料ユーティリティアプリ部門で1位、無料アプリ総合で4位にランクインした。これは、GoogleやTikTokなど人気アプリを抑える結果となっていた。
大手サービスや機関との統合も進行
Suiチェーンとの統合を進めるのは、Phantomウォレットだけではない。
大手投資会社フランクリン・テンプルトンは11月22日、Sui財団との戦略的パートナーシップを行い、Suiチェーンを活用した新たなテクノロジー展開を模索することを発表。
また、ビットコインのステーキングプロトコル「Babylon」は11月25日、分散型金融(DeFi)上でのBTC利用の拡大を狙い、Suiチェーンとの統合を発表した。
このような統合が進んだことも、今回の価格上昇の要因と考えられている。
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