Suiチェーン、ビットコインステーキングの「Babylon」を統合
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私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。高速かつ低コストな処理環境を実現するレイヤー1ブロックチェーンのスイ(SUI)は25日、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Babylon」との統合を発表した。
これにより同チェーンのユーザーは、ビットコインのセキュリティを継承しながら、同チェーン上の分散型金融(DeFi)でBTCの利用(貸借や預入など)ができるようになるという。
この発表は、暗号資産(仮想通貨)SUIの価格およびネットワークの預かり資産(TVL)が堅調に成長する中で行われた。
「Babylon」とは?
Babylonとは、ビットコインのステーキングを可能にするプロトコルだ。
BTCの保有者は、プルーフオブステーク(PoS)型のブロックチェーンやデータ可用性(DA)レイヤーなどのシステムに対して投資を行い、BTCのステーキング報酬を獲得できる。
これまで2度に渡って入金上限の引き上げを行ってきており、執筆時点で約2万3000BTC(約3400億円)が預入されている。
また、2024年12月10日20時(日本時間)からは、3度目となる入金上限の引き上げを予定している。1ウォレットあたり0.005〜5000BTCをステーキングできる。
Sui上でネイティブビットコインの使用を可能に
今回の統合により、Suiチェーンのユーザーは、仲介者やブリッジなど第三者の必要性を排除しながら、エコシステム(DeFi)内でネイティブ版ビットコインの使用やBTCのステーキング報酬の獲得が可能となる。
そのため、Suiチェーン上でリキッドステーキングトークン(LST)の発行が可能となる。その仕組みは、以下のように機能する。
- BabylonにBTCをステークする
- LSTを受け取る
- Suiエコシステムで使用
また、ビットコインとSui間の安全な資金移動を実現するため、大手Web3.0インフラプロバイダーCubistも協力しているという。
さらに今後は、「Lombard(ロムバード)」がSui上でBabylon LST(LBTC)の発行も予定しており、「NAVIプロトコル」などSui系DeFiへの統合も準備されている。