米国ビットコインETF、一日で946億円の資金流入|連続マイナスから反転

米国の上場投資信託(ETF)運用会社フィデリティは6日、ビットコイン(BTC)ETFで約470億円の資金流入を記録した。
米国全体のビットコインETF市場は3日連続のマイナスから一転し、約946億円の資金流入となった。
ブラックロックは過去最大の資金流出
世界最大の資産運用会社ブラックロックのビットコインETF(IBIT)は、約105億円の資金流出を記録した。これは同商品の運用開始以来、最大の資金流出となる。
一方で取引量は過去最高の6.2兆円に達し、バークシャーハサウェイやネットフリックス、ビザなどの主要株式を上回る活発な売買が確認された。
各社のETF運用状況
アーク・インベストのARKBは約193億円、グレースケールは約166億円の資金流入を獲得した。グレースケールにとって、これは運用開始以来2番目に大きな1日の資金流入となる。
ビットワイズも約154億円の資金流入を記録し、2月以来の好調な実績を示した。バンエックのHODL ETFも約26億円の資金流入を確保した。
米国株式市場におけるビットコインETFの取引は活発化しており、グレースケールのGBTCも約47億円の資金流入を記録した。
$IBIT just had its biggest volume day ever with $4.1b traded.. For context that's more volume than stocks like Berkshire, Netflix or Visa saw today. It was also up 10%, its second best day since launching. Some of this will convert into inflows likely hitting Tue, Wed night pic.twitter.com/vy2zJBwaHd
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) November 6, 2024
ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、高い取引量が必ずしも資金流入を意味するわけではなく、売買双方の活動を反映していると指摘している。
仮想通貨市場全体の動向
仮想通貨投資商品全体では、過去1週間で約3.3兆円の資金が流入した。これにより、運用資産総額は約15.5兆円に達し、2024年6月以来2度目となる15兆円超えを記録した。
特にビットコインへの投資が顕著で、3.3兆円の資金流入のほぼ全てがビットコイン関連商品に向かった。
イーサリアム(ETH)は約14.5億円、ソラナ(SOL)は約8.7億円の資金流入にとどまった。地域別では米国市場が3.3兆円の資金流入を独占し、ドイツ市場は約7.8億円の小規模な流入となった。
現在、ブラックロックのIBITは約429,185BTCを保有しており、その評価額は約45.7兆円に達している。
最先端の仮想通貨ウォレット






