OpenSea、24年末に新サービス設立へ|事前登録もスタート

非代替性トークン(NFT)マーケットプレイス大手OpenSeaは5日、2024年12月に新サービスを立ち上げることを明かした。
また同プラットホームは、新しいプラットフォームの事前登録も開始させている。登録には、暗号資産(仮想通貨)ウォレットのアドレスとメールアドレスを提出する必要がある。
この発表は、同プラットホームの取引量が2021年以来の最低レベルに落ち込む中で行われた。
「OpenSea 2.0」の構築へ
同プラットホームのDevin Finzer CEOは、今回の発表について以下のように述べた。
We've been quietly cooking at @opensea
To really innovate, sometimes you have to take a step back and reimagine everything
So we built a new OpenSea from the ground up
Sails up in December ⛵️ https://t.co/HaU1bDm29S
— Devin Finzer (dfinzer.eth) (@dfinzer) November 4, 2024
「OpenSeaではひっそりと準備を進めてきました。本当に革新を起こすには、時には一歩下がってすべてを再考する必要があります。そこで私たちは、新しいOpenSeaをゼロから構築しました。」
同プラットホームでは以前、会社の方向転換の一環として、従業員数の半数を解雇したことを発表。
この発表の中で、「ユーザーと直接つながる小規模なチームへの移行」を実施し、「OpenSea 2.0」の構築に重点を置くことが言及されていた。
落ち込むNFT取引量
NFT市場は、2021年後半から「Bored Apes Yacht Club(BAYC)」や「Crypto Punks」など主にPFP(プロフィールアイコン用の画像)を中心に取引量が大きく成長した。
同プラットホームは、最高値をつけた2022年1月時点では、NFT取引量全体の78%以上を占めていた。
しかし2022年後半には、新たなプラットホームとして誕生した「Blur」が、低コスト取引や大規模な仮想通貨エアドロップなどの戦略を展開したことで、市場を大きくリードしている。
また近年は、ビットコイン(BTC)やソラナ(SOL)を基盤としたNFT市場が成長し、「MagicEden」が市場シェア率を伸ばしている。
MagicEdenは今後、独自トークンMEの発売およびエアドロップの実施も予定している。
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