MagicEdenがTRUMPウォレット発表、トランプ陣営は関与否定

暗号資産(仮想通貨)プラットフォーム大手のMagic EdenとGetTrumpMemesは3日、TRUMP公式ウォレットのウェイトリスト登録を開始した。
同ウォレットは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、TRUMPなど500万以上の仮想通貨を保管できる自己管理型ウォレットとなっている。
また、ウェイトリスト登録したユーザーには、100万ドル相当のTRUMPトークンの抽選も実施されている。
トランプ家が関与を否定
この発表を受けてドナルド・トランプJr.氏は、トランプ組織が現在市場に出回っているTRUMPウォレットに一切関与していないと明言した。
同氏は、自身もエリック・トランプ氏もこの製品について知らないと述べ、Magic Edenの主張と真っ向から対立する姿勢を示している。
同氏はさらに、真の公式ウォレットは分散型金融(DeFi)プロジェクト「World Liberty Financial(WLFI)」を通じて開発中であり、近日中にリリース予定だと明かした。
この新しい仮想通貨ウォレットが、どのような機能を持つかは明かされていない。Magic Edenが「公式」と謳うウォレットと、実際にトランプ家が認める公式製品との間に混乱が生じている。
ブランド使用の正当性に疑問
Magic EdenのCEOであるJack Lu氏はパートナーシップを発表したものの、トランプ組織側の公式否認により、ブランド使用の正当性に大きな疑問符が付いている。
また、プロジェクトではTRUMPトークン報酬も用意されているが、紹介システムに依存した仕組みに対して、詐欺やポンプアンドダンプスキームへの懸念も浮上している。
さらに、GetTrumpMemes.comとFight Fight Fight LLCの役割についても透明性が不足しており、トランプブランドとの実際の関係性は不明確なままだ。