ビットコインが10万ドルに迫る | トランプ大統領の勝利が理由

ビットコイン(BTC)は13日、トランプ氏の米大統領選勝利を受けて9万ドルを突破した。急騰の背景には、トランプ氏の暗号資産(仮想通貨)支持の発言があり、今後の政策への期待が影響している。
市場ではさらなる上昇とともに、インフレや米ドルの動向も注目されているが、果たしてビットコインは10万ドルの大台に達するのか。
ビットコインは87,503ドルで取引され、水曜日には0.69%下落したものの、ドナルド・トランプ氏の米国大統領選勝利により急騰し、9万ドルを突破した。この急上昇は、トランプ氏の仮想通貨支持発言が引き金となり、ビットコインが11月5日から30%の上昇を見せる大きな要因となった。
仮想通貨関連株も高騰し、例えばCoinbaseの株価は選挙日から75%増加するなど、仮想通貨市場全体で高揚感が広がっている。
トランプ氏の政策が仮想通貨業界を支援すると期待される中、アナリストたちはこの好調なトレンドが続くと予測している。また、ビットコインが不安定な経済政策に対する価値資産としての魅力を高め、投資家の信頼が向上することでさらなる支持が見込まれる。
著名投資家ロバート・キヨサキ、ビットコイン購入を10万ドルまで拡大
ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者であるロバート・キヨサキ氏は、自身のビットコイン購入計画を公開し、10万ドルに達するまでの追加購入を表明している。
キヨサキ氏は、「欲張らない」ようにと投資家に警告し、計画的な購入を推奨。現在73ビットコインを保有し、1年以内に100ビットコインに増やす目標を掲げると同時に、ビットコインが10万ドルに達した時点での売却も視野に入れている。
この発言は、ビットコインを長期的な資産として捉え、投機的な売却を避けつつ堅実な購入を促すものとなっている。キヨサキ氏の支持と10万ドルでの売却推奨により、ビットコインの価格は一時的に上昇する可能性があり、10万ドルという価格水準が新たな目標となることが期待される。
米国インフレデータとドルの動向が市場に与える影響
米国大統領選挙でのトランプ氏勝利の影響により、米ドルは他の主要通貨に対して6か月ぶりの高水準を維持している。次期政権が貿易関税と税金の引き下げを重点政策とする見込みがあり、インフレ見通しや米国債利回りの上昇に市場の関心が集まっている。
一方、ビットコインは最近の高値付近を維持しており、89,998ドルに一時到達後、87,105ドルにわずかに下落した。トランプ氏の仮想通貨支持の姿勢が投資家心理を支え、ビットコイン10万ドルへの強気の相場観が続いている。
ビットコインは10万ドルを目指し、主要サポートを上回る強気の勢いを維持
