ソラナ上でRWAの信用格付け、ムーディーズが実証実験スタート

格付け大手ムーディーズは11日、トークン化企業Alphaledgerと提携し、ソラナ SOL -4.70%ブロックチェーン上で信用格付けの実証実験を行ったと発表した。
地方債をトークン化、信用格付け
今回の実証実験は、模擬的な地方債をAlphaledgerのプラットフォームでトークン化し、ムーディーズが模擬の信用格付けを付与する形で進められた。
信用格付けデータは従来、専用端末でしかアクセスできなかった。今回APIを通じて、高速な処理能力と低い取引手数料で知られるソラナのオンチェーン環境にデータの直接統合が可能となった。
この統合は、伝統的な金融インフラと新しいWeb3技術を組み合わせることで、金融商品の透明性とアクセス性を高めることを目的としている。
これらの特徴は、複雑な金融アプリケーションをブロックチェーン上で効率的に運用する上で有利に働く。
ムーディーズは今後、地方債だけでなく社債など他の債券にもこの技術を応用することを計画している。
RWAのトークン化の進行
今回の取り組みは、機関投資家の間で高まる現実資産(RWA)のトークン化や分散型金融(DeFi)への関心を反映したものだ。
また、トークン化された資産エコシステムに対する投資家の強い信頼感を示すものといえる。
業界アナリストらは、このような統合が持つ潜在能力を高く評価している。一部の予測では、現実資産のトークン化市場は2033年までに19兆ドル規模に達する可能性が指摘されている。
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