マイクロストラテジー|ビットコイン投資拡大の特別総会開催

米企業マイクロストラテジーは24日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン BTC +0.12%投資戦略を議論するため、特別株主総会を開催する予定だ。
この総会では、総額420億ドル規模のビットコイン投資計画を強化するための2つの提案について株主による投票が行われる。
同社の仮想通貨市場における地位をさらに高めることを目的としており、継続的なビットコイン投資への強いコミットメントが示される。
マイクロストラテジーの提案|株式と資金調達の拡大
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マイクロストラテジーは「21/21プラン」の加速、資金調達プロセスの簡素化、取締役報酬と会社の方針であるビットコイン中心戦略との整合性を目的とした主要な提案について投票を行うための特別株主総会を開催すると発表した。
今回の総会で注目される主な提案は以下の3点。
- クラスA株式の発行可能数を10億3300万株に増加:将来の資金調達をサポートするため、クラスA株式の発行許可数を3億3000万株から103億3000万株に増やす。
- 優先株式の発行可能数を10億500万株に拡大:資金調達オプションを拡大するため、優先株の発行許可数を500万株から10億500万株に増やす。
- 新規取締役への株式報酬制度を導入:取締役会に新たに加わる取締役に自動的に株式報酬を提供するため、2023年株式インセンティブプランを修正する。
21/21プランとは?その目的と戦略
「21/21プラン」は、マイクロストラテジーが掲げる3年間の長期資金調達計画だ。
同プランでは、21億ドルの株式資金調達と21億ドルの債券発行を実施し、これによって得た追加資本を活用してビットコイン(BTC)を財務準備資産として購入する。
同社は、これによりBTC保有資産の利益率を高めることを目指している。
マイクロストラテジーの戦略|仮想通貨市場への継続的な投資
マイクロストラテジーの共同創業者兼会長であるマイケル・セイラー氏は、同社の仮想通貨への強い信念を示しており、今回の提案は同社が仮想通貨市場での主導権を強化する重要な一歩であると語った。
特に、発行可能株数の大幅な拡大と21/21プランの加速は、仮想通貨を財務資産として採用する企業戦略のモデルケースとなるだろう。
今回の総会結果と今後の動向が、仮想通貨市場全体にどのような影響を与えるのか、引き続き注目が集まる。
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