5月第2週の仮想通貨|米ビットマイン、イーサリアム購入ペース減速か

米上場企業のビットマインは7日、イーサリアム(ETH)の購入ペースを落とす方針を明らかにした。
早期の目標達成が背景に
ビットマインのトム・リー会長は、マイアミで開催された仮想通貨カンファレンスで基調講演を行った。同氏はその中で、イーサリアムの購入ペースを減速させる可能性について言及した。
同社は現在510万ETH以上を保有している。これは企業が財務資産として保有する規模としては最大級となる。
この保有量は、イーサリアムの総供給量の約4.29%に相当する。同社はこれまで毎週約10万ETHを購入しており、当初の計画を大幅に上回るペースで資産を蓄積してきた。
数年かけて供給量の5%を保有するという目標を掲げていたが、現在のペースではあと6週間で到達してしまう計算になる。
リー会長は、目標への到達が早すぎることに慎重な姿勢を見せた。5年計画が1年未満で達成される見込みとなったため、戦略的な転換を検討する段階に入ったと説明している。
急速な資産拡大がもたらす影響を考慮し、ペース配分を見直す方針だ。
新たな戦略への移行
同社は今後、イーサリアムの購入から他の優先事項へと方向転換する計画だ。具体的には、ステーキングや自社株買いなどに注力していく。
リー会長は講演の中で、現在の仮想通貨市場において他にも取り組むべき課題があると語った。市場全体が活気づく中で、柔軟な対応が求められている。
同社が保有するイーサリアムのうち、約85%はすでにステーキングされている。この状況が、新たな戦略への移行を後押しする要因となっている。
同社は独自の冷却技術と財務戦略を組み合わせることで、業界内での地位を確立してきた。同社は2026年4月下旬にも10万1,901ETHの大型購入を実施したばかりだった。
2月から5月にかけて保有量を437万ETHから510万ETH以上へと急拡大させており、その動向は市場から大きな注目を集めている。