サークルが2025年第4四半期の好決算を発表、USDC流通量が大幅増

暗号資産(仮想通貨)ステーブルコインUSDCを運営するサークルは25日、2025年第4四半期および通期の決算を発表した。
USDCの成長が四半期収益を牽引
同社の第4四半期における総収益と準備金収入は7億7,000万ドルとなり、前年同期比で77%の増加を記録した。
継続事業からの純利益は1億3,300万ドルに達し、前年同期から1億2,900万ドル増加している。調整後EBITDAは1億6,700万ドルとなり、前年同期比で412%増と大幅な伸びを示した。
この成長を牽引した主な要因は、米ドルに連動するステーブルコインであるUSDCの普及拡大だ。2025年末時点でのUSDCの流通量は753億ドルに達し、前年から72%増加している。
また、第4四半期のオンチェーントランザクション量は11.9兆ドルを記録し、前年同期比で247%増加した。
同社の成長はUSDCにとどまらず、ユーロに連動するEURCの流通量も3億1,000万ユーロ(約511億5,000万円)に達し、前年比で284%増加している。
通期は増収もIPO関連費用で純損失
2025年通期の総収益と準備金収入は27億ドルとなり、前年比で64%増加した。
準備金収入が前年比69%増の7億3,300万ドルとなったことが大きく貢献している。一方で、継続事業からの純損失として7,000万ドルを計上した。
前年は1億5,700万ドルの純利益を出していたが、今回は赤字に転落している。損失の主な理由は、同社の新規株式公開(IPO)に関連する4億2,400万ドルの株式報酬費用が発生したためだ。
2025年後半にはビットコイン(BTC)などの価格が下落し、仮想通貨市場全体が価格変動に見舞われた。そのような環境下でも、同社は安定した事業基盤と収益力を示している。
今回の決算発表を受け、同社の株価は時間外取引で19.8%上昇し、73.52ドル(約1万1,542円)を付けた。
2026年に向けて、同社はUSDCの流通量が年平均40%の成長を続けると予測し、さらなる事業拡大を見込んでいる。今後も新しい仮想通貨の動向や市場全体への影響に注目が集まる。