マイクロストラテジー、ビットコイン10万ドルを祝う計画

マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は14日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)が年末までに10万ドルに到達すると予測し、これを祝うパーティーを大晦日に開催する計画を明かした。
セイラー氏は、ビットコインが「戦略的備蓄資産」としての地位を確立しつつあると主張し、価格が60,000ドル以下に下がる可能性を否定している。
ビットコインは現在約90,850ドル付近で取引されており、業界の注目を集める中、楽観的な予測と懐疑的な見方が交錯している。
同氏は、マイクロストラテジーがビットコインを長期的に蓄積する戦略を進めており、企業や政府の保有量が増加することでさらに価格が押し上げられると見ている。
年末までにビットコイン価格10万ドル到達の可能性
マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、ビットコインが年末までに10万ドルを超える可能性を確信しており、大晦日にその節目を祝うパーティーを計画している。
取引専門家であるMatrial Indicatorsのキース・アラン氏も、ビットコインが感謝祭(11月28日)に10万ドルを突破する可能性があると述べており、強気な見解を示している。
一方、CryptoQuantのKi Young Ju CEOは、市場の過熱感が売りを引き起こし、ビットコインが年末までに59,000ドルを下回る可能性を警告。
価格のボラティリティが高い中、同氏は、強力な機関投資家の買いが続いている点と、弱気要因がない点を挙げて、ビットコインのさらなる下落を否定している。
マイクロストラテジー:間接的なビットコイン投資手段としても注目
マイクロストラテジーは、ビジネスインテリジェンス分野で業界最大手として知られる企業で、NASDAQに上場するMSTR株は最近連日高値を更新。

同社はビットコインの最大の企業保有者であり、2020年以降に約150,000BTCを購入。
その結果、マイクロストラテジーは間接的なビットコイン投資手段としても見なされるようになり、仮想通貨市場全体への影響力を強めている。
同社のビットコイン保有戦略は、バランスシートの価値を高めるだけでなく、企業や政府による保有が今後も拡大するという同氏の見解を裏付けるものとなっている。
ビットコインが「デジタルゴールド」としての地位を確立する中で、マイクロストラテジーの動向は、仮想通貨市場の先行指標としても注目される。