新Web3スマホ「XForge」、まもなく予約注文開始|約4万円から

イーサリアム(ETH)のレイヤー3プロジェクト「XProtocol」は25日、新たなゲーミングスマートフォン「XForge」を発表した。
同デバイスは、世界初の「DePINフォン」と宣伝されている。299ドル(約4万3000円)の価格で近日中に予約注文が開始され、2024年後半に発売されるという。
総トークン供給量の10%が同デバイス所有者に提供される予定だ。最初の1万台には「無料のノード」が搭載されており、特別な報酬やエアドロップ(20%ボーナス)の配布も予定しているという。
Introducing XForge 📱
The World’s First Node-Operated DePIN Smartphone.
🔸 10% of Token Supply for XForge Owners
🔸 1 Xardian Node Included (First 10K Devices)
🔸 20% Bonus on Node Rewards
🔸 Exclusive Airdrops from Top-Tier Projects
…and much morePre-Orders Coming Soon:… pic.twitter.com/ToKtBhOHc4
— XProtocol.org | Xardian Nodes & XForge Smartphone (@xprotocol_org) September 25, 2024
Base上に構築されたネットワーク
XProtocolは、大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが立ち上げたレイヤー2「Base」上に構築されている。
Baseは近年、2024年夏にイベント「オンチェーンサマー」を開催したこともあり、取引量やユーザー数を急速に伸ばしている。
そのようなBase上にレイヤー3ネットワークを立ち上げることで、大量に発生する処理に耐えることが狙いとしてある。
今後は、独自のレイヤー1ネットワークの構築も予定している。
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執筆時点ではテストネットが立ち上げされており、2024年第4四半期にはメインネットへ移行される予定だという。
これまで、520万ドル(約7億5000万円)の資金調達に成功している。資金調達ラウンドには、セゾン・キャピタル、ドラゴンフライなどおおてVCも参加している。
ソラナスマホに対抗か
今回の発表は、ソラナ(SOL)を開発するソラナラボの子会社ソラナモバイルが、新スマートフォン「Solana Seeker」の新機能および機能強化を発表した後に行われた。
Solana Seekerは、強化されたハードウェアや高性能カメラが搭載されたAndroidスマートフォンだ。またユーザーは、仮想通貨ウォレット機能や譲渡不可能な非代替性トークン(NFT)なども利用できる。
公式サイトから500ドル(約7万2000円)で予約注文ができ、すでに14万件以上の予約注文が入っているという。
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