コインベース発L2「Base」、今夏のイベントで7億円の収益発生

大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベースが作成したレイヤー2「Base」は10日、2024年夏に開催および8月31日に終了したイベント「オンチェーンサマー」についてのレビューを公開した。
「オンチェーンサマー」とは、クリエイターや開発者がBaseネットワーク上で音楽、アート、ゲームなどを披露するマーケティングイベントだ。
同イベントは、2023年に引き続き3ヶ月間に渡って開催されていた。
7億円を超える収益を創出
今回のイベントには、200万以上の仮想通貨ウォレットが参加したという。この数値は、2023年のイベントの約8倍にあたる。
またクリエイターは、Base上に2400万以上のオンチェーン資産(トークンやNFTなど)を発行。発行者へ500万ドル(約7億円)以上の収益をもたらしたという。
イベントには、Web3.0業界内外からの個人および企業が参加した。
有名NFT(非代替性トークン)コレクション「Doodles」は、人気アーティストをテーマとした音楽やコレクションへのアクセス権を付与した。また、民間宇宙企業のSERAは、宇宙飛行士選抜プログラムに参加できる権利に代わるNFTを発行していた。
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開発者イベントも開催
6月には、「Buildathon」と言われる開発者イベントも開催。7500人以上の開発者と1250件以上のプロジェクトが参加した。
開発者への賞金として、総額20万ドル(約2800万円)と300ETH(約1億円)が獲得された。
このイベントには、Stripe(決済会社)やShopify(ECサイト構築プラットホーム)など著名なWeb2.0企業も参加していた。
イベント終了後も活発なBase
Baseネットワークは、このようなイベントの終了後も、過去最高水準を更新しつつある。
同ネットワークの利用者数は、過去24時間で100万人以上に上り、441万件の取引が実行されている。
また預かり資産(TVL)においても、執筆時点で60億ドル(約8500億円)で、アービトラム(ARB)の次に大きな規模となっている。
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