6月第2週の仮想通貨|スペースX株トークン化の提供中止、バイナンスらが返金

複数の暗号資産(仮想通貨)取引所は12日、トークン化されたスペースX株の提供キャンペーンを一部キャンセルし返金対応を行うと明らかにした。
予想を下回った株式の割り当て
スペースX(SPCX)は同日、米ナスダック市場に上場を果たした。調達額は約750億ドルに上り、史上最大の新規株式公開として市場の注目を集めている。
上場前に複数の仮想通貨取引所がPaywardのxStocksと提携し、トークン化株式を提供する試みを行っていた。
しかし、伝統的な引受人からxStocksに割り当てられた株式数は、事前の予想を大きく下回る結果となった。
一方で、仮想通貨チャネルを通じた個人の需要は非常に高く、深刻な供給不足が発生した。
クラーケンは顧客の注文を部分的にしか満たすことができず、未約定分を自動的に返金する措置をとっている。
報道によると、クラーケンで割り当てを受けたユーザーには、一律で4.2786 SPCXxが配布された模様だ。これは公開価格135ドル換算で、約578ドルに相当する。
5,000ドルや5万ドルといった高額の資金を準備したユーザーに対しても、同じ数量が割り当てられたとみられている。
各取引所の返金と補償対応
株式の確保が困難になったことを受け、他の主要取引所も相次いで対応に追われている。Bybitやバイナンス、Bitget Walletは、十分な株式の割り当てを受けられなかった。
そのため、トークン化株式の提供キャンペーンを中止し、参加者への全額返金を開始している。
バイビットは全額返金に加え、資金が拘束されたことへの補償として利回り型のボーナスを付与する予定だ。ビットゲットウォレットも元本と手数料を返金した上で、将来のキャンペーンにおける優先枠や手数料割引の特典を約束している。
バイナンスは拘束された資金を速やかに返還し、影響を受けた参加者への救済措置を発表した。
100万ドル相当の新たなトークンを、18日までに比例配分する計画だ。