仮想通貨ETF市場で資金動向に明暗、ソラナやXRPに安定流入

米国の暗号資産(仮想通貨)現物ETF市場は2月23日から27日にかけて、主要銘柄間で対照的な資金動向を記録した。
ビットコインとイーサリアムは乱高下
2月の最終週、ビットコイン(BTC)の現物ETFは週間で7億8700万ドルの純流入を記録した。
24日から26日にかけて10億2000万ドルの買いが集中した。しかし、週明けの23日には2億380万ドルの流出が発生している。
ブラックロックのIBIT単体でも、23日に1億1640万ドルの資金が抜け出た。その後、ショートポジションの清算を伴う買い戻しが入り、資金流入へと転じた。
24時間で4億ドル以上のショートポジションが清算され、現物ETFにも約2億5800万ドルが流入した。
イーサリアム(ETH)の現物ETFは、8046万ドルの純流入となった。
23日に4950万ドルが流出した後、週半ばに機関投資家の買い圧力が強まった。フィデリティのFBTCは6190万ドルの流入を記録した。
普段は資金流入が少ないグレースケールのETHEにも、25日に3380万ドルが流入した。しかし、27日には再び4300万ドルの流出に転じている。
ソラナとXRPなどアルトコインは安定
主要銘柄が乱高下する一方で、アルトコインのETFは安定した動きを見せた。
ソラナ(SOL)の現物ETFは週間で4444万ドルの純流入を集めた。
ビットワイズのBSOLが3917万ドルと全体を牽引した。
ソラナのETFは5日連続で資金流入を記録している。特に25日には3090万ドルの流入が集中した。ビットワイズのBSOLは累計で7億3300万ドルの純流入に達している。
一方で、ソラナの価格は上値の重い展開が続いた。過去3週間で約390万SOLが取引所に送金されており、売り圧力への警戒感も残っている。
リップル(XRP)の現物ETFも、24日から4日連続でプラスとなり、週間で955万ドルの流入を記録した。
ビットコインやイーサリアムと比較して金額は小さいものの、アルトコインへの需要は底堅い。市場の不確実性が高まる中、一部の機関投資家が特定のアルトコインへ資金を振り向けている可能性がある。