ビットコイン、1週間ぶりとなる7万ドルへ復活|株価上場が要因か
暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)は3日、過去24時間で2%以上上昇し、約1週間ぶりとなる7万ドルを突破した。
これは、欧州中央銀行(ECB)が利下げを行う可能性があるとして、株式市場が回復していることが要因と考えられている。
また、ビットコインの売り圧力が落ち着き、新規アドレス数が増加していることも関係していると考えられている。
一方、イーサリアム(ETH)は、過去24時間で1.4%下落しており、ほとんど変動がなかった。
預金金利を4%から3.75%へ
ECBは6日、金融政策会合で預金金利を4%から3.75%へ引き下げる可能性があると予想されている。
金利の引き下げが行われユーロ圏の借り手の負担が下げられることで、経済の活性化が期待されている。
この発表が近づいたことで、欧州と英国の主要株価指数は上昇した。
また、ニューヨークのS&P500先物は0.15%上昇し、ニューヨーク証券取引所の総合指数も1.3%上昇した。
ビットコインをはじめとする仮想通貨市場は、株式市場と連動していると考えられており、今回のビットコイン価格の上昇にも影響していると考えられる。
売圧の下落&新規アドレス上昇
ビットコインは3月、現物ETFの承認後に史上最高値を記録した。
しかしその後、長期保有者の売却により下落し、価格は横ばいを続けている。
仮想通貨分析会社であるスイスブロックは、BTC価格は7万ドルから7万3000ドルの価格帯が意識されていると述べた。
一方でビットコインとイーサリアムの新規アドレス数は、過去1ヶ月で増加しており、強気の感情が高まっていると考えられている。
イーサリアムはビットコインと同様、5月に現物ETFが承認されたことで、価格の上昇を経験している。
実際の取引開始には、S-1文書の承認を待つ必要がある。
イーサリアム現物ETFが承認|取引開始は数週間から数ヵ月後か
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