リップルEVMサイドチェーンが始動|DeFi市場に本格参入

リップル(XRP)のEVMサイドチェーンは6月30日、正式に稼働を開始した。
このサイドチェーンは、ブロックチェーン企業PeersystとAxelarの協力で開発された。
XRPレジャーにイーサリアム仮想マシン(EVM)との互換性をもたらすものである。
これにより、イーサリアム基盤のdAppsを、より低い手数料と速い決済速度でXRPエコシステムへ移行させることが可能になる。
急速に拡大するエコシステム
ネイティブのXRPはメインネットにロックされ、サイドチェーン上でDeFi活動のための合成資産が作成される。
この仕組みは、暗号資産(仮想通貨)の新たな活用法として注目されている。
稼働開始からわずか1週間で、ロックされた資産総額は1億500万ドルを超えたとみられる。
これは、XRPがDeFi分野で大きな存在感を示す可能性を示している。
クロスチェーン基盤を提供するAxelarの報告によると、XRPレジャーに関連する取引量は1日あたり1億ドルを超えている。
この数字は、異なるブロックチェーン間の相互運用性が高まっていることを裏付けるものだ。
初期の採用指標も力強い。最初の1週間で1399件のスマートコントラクトが展開され、111万5000ブロックが生成された。
取引件数は1万7938件、新たに128種類のトークンが発行されるなど、開発者の強い関心を集めている。
DeFi分野の強化と市場の反応
これまでXRPレジャーは、DeFi分野での資産総額が時価総額の0.05%未満と、イーサリアムの20%に大きく遅れをとっていた。
今回のサイドチェーンは、この差を埋め、プログラマビリティを拡大することを目的としている。
リップル社が最近、規制上の課題で有利な判断を得たことや、Mercado Bitcoinとの提携といった機関投資家との協力関係も、エコシステムへの信頼を高める要因となっている。
市場の反応として、1日にXRPの価格は一時2.19ドルまで下落した。
しかし、ビットコイン(BTC)が11万1103ドルで推移する中、機関投資家の関心は高まっている。