Xマネーが仮想通貨を実装か|元Aaveベンジ・テイラー氏を起用

X(旧Twitter)は25日、ベンジ・テイラー氏を新たなデザイン責任者として採用した。
仮想通貨ウォレットの専門家がXに参画
テイラー氏は、過去に複数のプロジェクトで責任者を務めた仮想通貨プロダクトの専門家だ。同氏は自身のXアカウントで、デザイン部門のトップに就任したことを発表した。
イーロン・マスク氏やプロダクト責任者のニキータ・ビア氏らと協力していく意向を示している。マスク氏もこの投稿を共有し、歓迎の意を表した。
テイラー氏はX全体だけでなく、関連プロジェクトのデザインも主導する。同氏はこれまで、暗号資産(仮想通貨)関連の製品開発で実績を残してきた。
2020年に設立した企業では、メッセージングアプリや自己管理型ウォレットを開発。同社は2023年9月にAave Labs(アーベラボ)に買収された。
その後、テイラー氏は2025年10月までAave(アーベ)の最高プロダクト責任者を務めている。直近では、Coinbase(コインベース)が展開するBase(ベース)のデザイン責任者を担当していた。
決済サービス「X Money」の展開に向けた布石
今回の人事の背景には、Xが推進する決済サービス「X Money(エックスマネー)」の存在がある。
同サービスは早ければ2026年4月にも早期アクセスが開始される予定だ。個人間送金やウォレット機能に加え、最大で年利6%の預金サービスも計画されている。
テイラー氏が持つ仮想通貨ウォレットや分散型金融製品の深い専門知識は、Xの構想実現に不可欠だ。
Xはソーシャルメディアや金融サービスを統合した万能アプリを目指しており、同氏の経験は、複雑な金融機能を使いやすい形で提供するために役立つとみられる。
現在、X Moneyのベータ版テストが進行中で、米国40州以上での展開が間近に迫っている。
現時点で仮想通貨の統合については公式な確認が取れていないが、テイラー氏の起用により、将来的なWeb3機能に対する期待が高まっている。