Uniswap創設者、イーサリアムのL2戦略を支持|ソラナ競争懸念

イーサリアム(ETH)
暗号資産ライター
暗号資産ライター
Daisuke F.
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監修
暗号資産ジャーナリスト
Naoki Saito
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最終更新日: 
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Uniswap(ユニスワップ)の創設者ヘイデン・アダムス氏は20日、イーサリアム(ETH)のスケーリング戦略に関する見解を表明し、現行のレイヤー2(L2)中心アプローチの継続を強く支持する立場を示した。

同氏はこの発言の中で、イーサリアムが過去5年以上にわたり取り組んできたロールアップ中心のL2スケーリング戦略の重要性を強調。

現在コミュニティ内で議論されているレイヤー1(L1)への回帰は、これまでの開発努力を無駄にする恐れがあると懸念を示した。

イーサリアムのL2戦略と懸念点

イーサリアムのL2スケーリング戦略は、トランザクション処理の多くをメインチェーン(L1)から別の層(L2)へ移管することで、処理速度向上とガス代(手数料)削減を目指すものだ。このアプローチではロールアップ技術が中心的役割を果たしている。

アダムス氏は、もしイーサリアムが分散型金融(DeFi)の基盤としてL1に大きく依存する方針に転換した場合、競合するソラナ(SOL)の方が「強力なロードマップ、チーム、スケーリングモデルを持っている可能性がある」と警告した。

完成間近とされるL2ロードマップを放棄することは戦略的に賢明ではないとの見解を示す一方、L1自体の改善も重要であるとしつつも、現行路線の継続を主張している。

ソラナとの競争関係

アダムス氏の発言は、レイヤー1のスケーリングにおけるソラナの優位性を認める内容も含んでいる。

ソラナは設計当初から高い処理能力を目指しており、イーサリアムのメインチェーンと比較して、一般的に低コストかつ高速なトランザクション処理を提供している。

この特性から、ソラナの今後はL1上で直接多くのDeFiアプリケーションを実行するのに適しているとの見方がある。

イーサリアムがL2戦略でユーザー体験を向上できなければ、L1での運用に適したソラナがDeFi分野でさらにシェアを拡大する可能性があるとの懸念だ。

コミュニティ内の議論

イーサリアムコミュニティ内では、最適なスケーリングアプローチについて活発な議論が続いている。一部の開発者はL1の活用最大化を主張する一方、他はこれまで通りL2戦略の推進を支持している。

アダムス氏はこの状況について、コミュニティが頻繁に議論の方向性を変える傾向があると指摘。長期的な技術戦略を一貫して追求することの重要性を訴えた形だ。

今後のDeFi市場の勢力図に大きな影響を与える可能性があるイーサリアムの技術選択。暗号資産(仮想通貨)市場全体にとっても重要な分岐点となるか、今後の展開が注目される。

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