テレグラムで73億円超の仮想通貨詐欺が発覚|SUIやNEAR悪用

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監修
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Naoki Saito
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仮想通貨アナリストのAltcoinAlphaOnXは20日、メッセージアプリのテレグラム上で運営されていた大規模な相対取引詐欺を暴露した。

この詐欺による被害総額は5000万ドルを超えるとみられ、2024年後半から2025年6月にかけて多くの投資家が被害にあった。

信頼を悪用した巧妙な手口

この詐欺は2024年11月頃、新しい仮想通貨市場の活況とともに始まった。

当初は約束通りにトークンを引き渡すことで参加者の信頼を獲得。その後、信頼を基盤に大規模なポンジ・スキームへと発展させた。

犯行グループはVC関係者やトレーダーが利用する招待制のテレグラムグループを活用した。

これにより、限定的で価値の高い取引であるかのように見せかけることに成功。

参加者は安心して資金を投じたが、最終的にトークンの配布は突然停止された。

また、仮想通貨の著名人による意図しない形での宣伝も、詐欺の信頼性を高める一因となった。

流動性の高い人気ミームコインを取引対象に選んだことも、参加者に安心感を与えたと分析される。

詐欺の規模は2025年2月から急激に拡大し、スイ(SUI)、NEARなどの新しいトークンが取引対象に追加された。

無視された警告と今後の課題

5月25日、SUIの創設者であるEman Abio氏が取引は存在しないと明確に警告を発した。

6月19日、主要なVC会社であるAza Venturesが自社も詐欺の被害にあったことを公表。

同社は主要な連絡先であるSource 1がポンジ・スキームを運営していたと明かした。

この詐欺には、バイナンス上場プロジェクトの創設者とされるRavindra Kumar氏の関与が指摘されている。

業界全体への影響と教訓

今回の事件は、個人トレーダーから機関投資家に至るまで幅広い層が被害にあった。

一部の被害者は100万ドル以上を失い、生活資金を投じた個人投資家の中には深刻な精神的影響を受けている者もいると報告されている。

この事件は、テレグラムのような規制されていないプラットフォームでのOTC取引の危険性を浮き彫りにした。

非公開で行われる仮想通貨取引における構造的な脆弱性が明らかになり、より厳格なデューデリジェンスと透明性の必要性が改めて認識されることとなった。

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