ストラテジーが705BTCを追加購入、BTC利回り16.9%達成

ストラテジーは2日、5月26日から30日にかけて705ビットコイン(BTC)を平均価格10万6495ドル(約1523万円)で購入したと発表した。
取得総額は7510万ドル(約107億円)に上る。
この追加購入により、同社の総保有量は58万955BTCとなった。これまでの累計投資額は406億8000万円で、平均取得価格は7万23ドル(約1002万円)となっている。
同社は6月1日時点で年初来BTC利回り16.9%を達成したと報告している。
積極的なビットコイン投資戦略
ストラテジーは今回の購入資金として、優先株式の売却により7460万ドル(約106億7000万円)を調達した。
同社は従来の15%から目標を引き上げ、年末までに25%の年初来利回り達成を目指している。
この戦略的な資本配分は、インフレヘッジと法定通貨に対する価値保存手段としてのビットコインの役割を重視した判断だ。
同社の積極的な投資姿勢は、従来の企業資産運用の保守的なアプローチとは一線を画している。
同社の保有量は現在、ビットコインの総供給量の約0.28%を占めており、企業として最大級のBTC保有者としての地位を確固たるものにしている。
市場への影響と今後の展望
発表後、ビットコイン価格は2時間以内に1.8%上昇し、10万8200ドル(約1547万円)に達した。主要なBTC取引ペアでは取引量が15%増加するなど、市場の関心の高さがうかがえる。
同社株式(MSTR)はビットコイン価格との相関係数が0.85と高く、暗号資産(仮想通貨)を直接保有せずにビットコインエクスポージャー(価格変動から影響を受ける度合い)投資家にとって代替投資手段として注目されている。
現在のビットコイン価格約10万8000ドルと同社の平均取得価格7万23ドルとの差は、1BTC当たり約1万7977ドル(約257万円)の含み益を示している。
この大幅な含み益は、同社のビットコイン投資戦略の成功を物語っている。
企業によるビットコイン投資の活発化は、安全な資産管理の重要性を増しており、多くの投資家が仮想通貨ウォレットおすすめの情報を求めている状況だ。