米国初、ソラナのステーキングETFが登場か|7月に判断へ

Canary Capitalは9日、ソラナ基盤のステーキングETF「Canary Marinade Solana ETF」をデラウェア州で登録した。
これはソラナ連動型の上場投資信託としては初の試みとなる。
このETFは、米証券取引委員会の承認取得を目指す初期段階にある。
ETFの仕組みと特徴
このETFは、暗号資産(仮想通貨)であるソラナ(SOL)の価格に連動することを目指す。
同時に、リキッドステーキングプロトコル「Marinade」を通じて得られるステーキング報酬を投資家に還元する点が最大の特徴だ。
Marinadeは、利用者が保有するソラナをプールしてステーキング報酬を得る分散型プラットフォームである。
参加者は流動性を維持しながら利回りを得られるため、資産効率の向上が期待される。
ETFはソラナの価格変動を反映するパッシブ戦略を採用し、ステーキング運用はMarinadeが担う。
この構造は、投資家にとってリスクと利回りのバランスを取るものと言える。
法的枠組みとしては、デラウェア州法に基づく法定信託として設立された。
規制当局の承認と市場への影響
今回の登録は、米証券取引委員会の承認を得るための重要な第一歩となる。
承認判断の目標期日は2025年7月24日に設定されており、仮想通貨市場全体の関心事となっている。
登録地にデラウェア州が選ばれたのは戦略的な判断だ。同州は企業に友好的な法環境で知られ、金融商品の規制対応を円滑に進めやすい利点がある。
Canary Capitalの動きは、仮想通貨関連ETFへの機関投資家の関心の高まりを反映している。
Staked Injective ETFなど、他のステーキング連動型商品の登録も進んでいる。
これは、機関投資家が仮想通貨関連の投資商品を多様化しようとする広範な動きの一環である。
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