6月17日の仮想通貨|バイナンスのスペースX関連先物、全体の3位に浮上

データ分析プラットフォームのCoinglass(コイングラス)は16日、バイナンスにおけるスペースX関連の無期限先物取引高が全体の3位に浮上したと報告した。
取引高が急増するスペースX銘柄
データ分析プラットフォームのコイングラスによると、バイナンスが提供するSPCX/USDT無期限先物契約の取引高が急増している。
16日時点の24時間取引高は、約33億8,500万ドル(約5,416億円)を記録した。前日比で800%以上の増加となっている。
この急激な取引高の増加に伴い、同ペアはバイナンスのデリバティブ市場で3番目の規模に成長した。
上位にはビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の無期限先物のみが位置している。
背景には、スペースXの上場後に株価が大きく変動していることに加え、オプション取引の開始や主要指数への早期組み入れ期待がある。
SPCXは、スペースXの評価額に連動するデリバティブ商品だ。実際の株式を保有することなく、レバレッジをかけた取引が可能となっている。
バイナンスは当初、上場前の価格を追跡する商品としてこれを提供し始めた。
その後、スペースXの公式上場後に外部の参照価格が利用可能になった段階で、標準的な無期限先物へと移行させている。
広がるデリバティブ市場と競争の激化
スペースX関連の先物取引は、暗号資産(仮想通貨)市場全体で大きな関心を集めている。
複数の取引所を合わせた関連先物の24時間取引高は、一時100億ドル(約1兆6,000億円)を突破した。
バイナンスは13日の時点で、SPCXの取引高が56億ドル(約8,960億円)を超え、ビットコインに次ぐ2位になったと報告していた。
バイナンスは、自社がスペースX関連デリバティブ市場で60%以上のシェアを占めると主張している。一方で、コイングラスのデータでは約41%にとどまるとの指摘もある。
BitMEX(ビットメックス)やBybit(バイビット)などの競合他社も同様の商品を展開しており、市場の競争は激しさを増している状況だ。
バイナンスは利用者に対し、無期限先物と現物株取引の違いについて注意を促している。
先物契約は株主としての権利を付与するものではない。
主要な仮想通貨取引所では、未公開企業の上場に対する期待を取引する新たな手法として、株式連動型の無期限先物が中核的な商品になりつつある。
このような市場全体の活況は、新たなアルトコインシーズンの到来を予感させる。