国内初、SBI VCトレードがUSDCレンディング開始|年率10%

国内暗号資産(仮想通貨)取引所のSBI VCトレードは18日、米ドル連動型のステーブルコインUSDCを対象としたレンディングサービスを開始すると明かした。
国内初のUSDCレンディングサービス
同サービスは19日から提供が開始される。国内の電子決済手段等取引業者ライセンスを持つ事業者として、USDCのレンディングサービスを提供するのは国内初となる。
ユーザーは保有するUSDCを一定期間貸し出すことで、利用料を受け取ることができる消費貸借取引となっている。
貸出期間は12週間で設定されており、1回あたりの申込上限は5,000 USDC(約80万円)となっている。原則として途中解約はできず、満期時に元本と利用料がUSDCで返還される仕組みだ。
申し込みは先着順で約定するため、希望者は早めの手続きが求められる。
サービス開始を記念して、当初は年率10%という高い利回りが設定されている。通常の利回りは5%程度を予定しており、一般的な米ドルの外貨預金を上回る水準となっている。
透明性の高いステーブルコインの運用
USDCは、米サークル社が発行するステーブルコインだ。
米ドルと1対1で裏付けられており、毎月監査が行われるなど高い透明性を誇る。
即時決済や低コストでの送金が可能という強みを持っており、世界的に普及が進んでいる。
SBI VCトレードは2025年に国内でのライセンス登録を完了し、同年3月からUSDCの一般取引を開始していた。
同社の口座を通じて、日本円で直接USDCを購入したり、外部から入庫したりすることが可能だ。
SBIグループが培ってきた金融ノウハウと、日本のステーブルコイン規制の進展が今回のサービス実現の背景にある。
利用者の間ではSBIVCトレード評判も高く、今後の展開が期待される。
一方で、利用にあたってはいくつかの注意点も存在する。事業者が破綻した場合、貸し出した資産は分別管理の対象外となるリスクがある。
また、貸出期間中は価格変動が起きても売却できない点や、税制上は雑所得として総合課税の対象になる点にも留意が必要だ。少額であれば申告不要となる可能性もあるが、事前に確認しておくことが望ましい。