リップル(XRP)3億枚超がウォレットへ移動|最高値へ再接近か

大口投資家の動向を分析するWhale Alertはこのほど、暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP) XRP +10.24%の大口保有者数名が、同トークンをバイナンスなど仮想通貨取引所から不明なウォレットへ送金していることを指摘した。
同トークンの移動量は、過去1週間で3億枚以上になるという。
このような動きは、大口保有者やトレーダーが同トークンに関心を集めていることが示唆される。
🚨 🚨 🚨 21,767,042 #XRP (51,937,457 USD) transferred from #Binance to unknown wallethttps://t.co/j8xb9fDL8m
— Whale Alert (@whale_alert) December 5, 2024
SOLやBNBを上回るパフォーマンス
同トークンは、ドナルド・トランプ氏が米国の次期大統領に選出されて以来4倍以上に価格を成長させている。
3日には、2018年1月に記録した史上最高値(1XRP=3.8ドル)に迫る1XRP=2.8ドルまで上昇する動きも見せた。
このパフォーマンスは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)などの主要な仮想通貨を上回るものとなっている。
また、同トークンの時価総額は、ステーブルコイン大手テザー(USDT)を上回る3位にランクインしている。
XRPの価格予測|専門家やテクニカル分析
一部の仮想通貨専門家らは、同トークン価格は今後数日間でさらに大幅な上昇を経験し、史上最高値に接近する可能性があると指摘する。
これは、同トークンの取引量が増加傾向を見せていることや、強気な投資家やトレーダーの参加が増加していることが理由として挙げられるという。
しかし一方で、同トークンの相対力指数(RSI)などのテクニカル指標は、買われすぎゾーンにあることが示しており、今後価格調整が起こる可能性を示唆している。
また同トークンを発行するリップル社は、12月にアンロックした10億トークンのうち2億トークンを確保した。12月には、2億トークンを売却する意向も示している。
同社はこれまでに30億トークンの売却行ってきており、今後の需要と供給の関係によって、トークン価格の動向が注目されることとなる。