Metaがクリエイター報酬にUSDC導入、ソラナとポリゴン活用

テック企業大手メタは28日、コロンビアとフィリピンのクリエイター向けに暗号資産(仮想通貨)での支払いプログラムを開始した。
クリエイター報酬にステーブルコインを採用
同社はフェイスブックやインスタグラム、WhatsAppなどのプラットフォームで活動する一部のクリエイターを対象に、新たなベータプログラムを導入した。
クリエイター報酬の支払いには、サークルが発行するドル連動型ステーブルコインUSDCを利用する。
クリエイターはフェイスブックの支払い設定画面から、自身のウォレットアドレスを連携させる。支払いは、ソラナ(SOL)またはポリゴン(POL)ネットワーク上のサードパーティ製ウォレットに直接送金される仕組みだ。
従来の銀行振込を介さないため、国境を越えた送金において手数料を抑え、より迅速な支払いが可能になる。新興市場のクリエイターが直面していた高額な送金コストや遅延といった課題の解決が期待される。
ストライプとの提携
今回のプログラムでは、決済インフラ大手のストライプが重要な役割を担う。同社がインフラ整備や税務報告、仮想通貨特有の文書化処理を担当する。
メタは独自のステーブルコインを発行せず、法定通貨への変換サービスも提供しない。ユーザーは受け取ったUSDCを、仮想通貨取引所を通じて自ら現地通貨に変換する必要がある。
ストライプの専門知識を活用して法的リスクを軽減し、カストディサービスやウォレットのセキュリティ管理を外部に委ねる形をとった。
参加者は互換性のあるウォレットを使用する必要があり、サポートされていないアドレスを指定した場合は資金が回収不能になる。
何らかの問題が発生した際メタは他の支払い方法に切り替える権利を留保している。
同社は、2022年に規制当局の反対を受けて独自の仮想通貨プロジェクト(Diem/リブラ)を断念した経緯がある。
今回は既存のステーブルコインを活用し、慎重にブロックチェーン決済分野への復帰を果たした。
Polygon LabsのCEOによると、2026年末までに160カ国以上への展開が計画されている。