マジックエデン、仮想通貨MEのエアドロ配布量を発表|1.25億枚

NFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「Magic Eden(マジックエデン)」の関連組織、MEファウンデーションが18日、12月10日に新規トークン「ME」を発行する方針を明らかにした。
トークンはソラナ(SOL)ブロックチェーンをベースに構築され、プラットフォームの発展に向けた重要な一歩となる。
配布総額740億円規模、取引実績に応じて割当て
MEトークンは、Magic EdenのNFTマーケットプレイスユーザーに無償で配布される。事前取引価格に基づく市場予測では、配布総額は5億ドル(約740億円)を超える見通しだ。
配布されたトークンはMagic Edenウォレットアプリを通じて受け取ることができる。このアプリは近日中にアップデートが予定されている。
既存の報酬プログラム「マジックエデン・ダイヤモンド」が、新規トークンにどのように引き継がれるかは、まだ明らかになっていない。
具体的な配布量は12月10日まで非公開だが、MEファウンデーションは事前に受取資格を確認できる専用ツールを提供する予定。このツールは12月初旬にリリースされる見通しだ。
総発行量10億トークン、35%を初期配布へ
トークンの総発行量は10億MEで、そのうち12.5%にあたる1億2500万トークンが12月10日に即時解放される。これらは対象となるMagic Edenユーザーに配布される。
また、将来的なプラットフォーム利用を促進するため、22.5%(2億2500万トークン)がインセンティブとして確保されることになった。これらは今後のプロジェクト開発やコミュニティ育成に活用される。
事前取引4.50ドルまで上昇も取引量減少
MEトークンの価格は、暗号資産(仮想通貨)取引所「ホエールズ・マーケット」の事前取引で4.50ドルまで上昇。この水準では、エアドロップ当日のユーザーへの配布総額は5億6200万ドル相当となる計算だ。
ただし、米取引所大手コインベースの事前取引では3.41ドルと、より低い水準で推移している状況。
市場関係者からは、「実際の配布後に価格が安定する」との見方も出ている。
Magic Edenは、ソラナ向けNFTマーケットプレイスとして事業を開始。その後、非代替性トークン(NFT)の取引所として成長を遂げた。
NFTデータ分析会社Tiexoによると、過去6カ月間のNFTマーケットプレイスにおいて、取引シェアトップを維持し続けている。2024年には、さらなるプラットフォームの拡充を計画している。