FTX破綻処理で1120万SOLが解放|20億ドル相当の流動性供給
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FTXの破産処理により、約1120万枚のソラナ(SOL)が2025年3月1日に解放される見通しとなった。これは約20億ドル(約3020億円)相当で、ソラナの現在の流通供給量(約4億8800万SOL)の約2.2%に相当する規模だ。
この大量のソラナは、FTXの破産オークションを通じて機関投資家に売却されたもの。解放されるトークンは、過去3回のオークションで販売された総量4100万SOLの一部となる。
機関投資家による大量購入の内訳
主要購入者としては、Galaxyデジタルが2552万SOL(1コインあたり64ドル)、PanteraなどのコンソーシアムがSOL(95ドル)、Figureなどのグループが180万SOL(102ドル)を取得している。
解放される約20億6000万ドル相当のSOLは、ソラナの流通量と比較すると2.29%と比較的少量だが、市場に与える影響については懸念の声も上がっている。
市場への影響と売却圧力の懸念
ロック解除後の機関投資家による売却動向が市場関係者から注目されている。ただし、これらの投資家の購入価格が現在の市場価格(170ドル前後)を大幅に下回るため、急激に売却されるリスクは低いとの見方も出ている。
DeFiance CapitalのArthur氏は、Galaxyを通じて64ドルでSOLを取得したが、即時売却の意向はないとコメント。同氏は「3ヶ月後には大幅な価格上昇が見込まれる」と予測している。
FTX債権者への補償進展状況
仮想通貨取引所のFTXは前回のオークションで29億3200万ドルの収入を得ており、今回の解放分は債権者への現金決済資金の一環として位置付けられている。
現在の補償は5万ドル未満の請求を対象としており、約35%の口座(約16万人)に支払いが行われている状況だ。大口口座への支払いは5月以降になる見通しとなっている。
ソラナの価格動向については、最近の暗号資産(仮想通貨)市場全体の変動や長期的なトレンドの影響もあり、不透明感が漂っている。SOLは1年期の強い売り圧力に直面している状況だが、今回のトークン解放が市場にどのような影響を与えるかは引き続き注目されている。
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