コインベース、USDCでテザーに挑戦|規制整備で市場の変化も
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暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは15日、同社が発行するステーブルコインUSDCを業界首位に押し上げる新戦略を発表した。
テザー(USDT)の首位奪取を目指し、積極的な展開を図る方針だ。
ステーブルコイン市場の現状
USDCの時価総額は先週、過去最高の560億ドル(約8兆5,680億円)を記録。一方、首位のテザーは1,420億ドル(約21兆7,260億円)の時価総額を維持しており、ステーブルコイン市場の約60%のシェアを占めている。
コインベースのアリーシャ・ハースCFOは、この目標について「数年かけて達成を目指す」と説明。
第4四半期に13億ドルの利益を記録した同社の好調な業績を背景に、USDCを「2024年に最も急成長する主要ステーブルコイン」と位置付けている。
米国規制法案の影響
米国では現在、ステーブルコイン規制法案の審議が進んでおり、この法案が可決されればUSDCの市場シェア拡大に追い風となる可能性がある。法案には、発行者に対する準備金の月次監査義務などが含まれている。
ビットワイズのシニア投資ストラテジスト、フアン・レオン氏は、「米国での規制整備はUSDCに有利に働くだろう」としながらも、新興市場でのテザーの優位性は当面続くとの見方を示している。
成長戦略の展開
コインベースは、イーサリアム(ETH)スケーリングネットワークBaseでのUSDC活用拡大や、商業的パートナーシップの強化を通じて成長を加速させる方針。2023年8月にはサークルとの資本提携を実施し、協力関係を強化している。
第4四半期のステーブルコイン関連収益は2億2,400万ドルと、全体の9.4%を占めるにとどまっている。
しかし同社は約120億ドル相当のオンチェーン決済を促進しており、アームストロングCEOは目標を「ストレッチゴール」と表現しながらも、達成可能な目標であると強調している。
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