ビットワイズ、仮想通貨の複合型ファンドのETP化を申請

米大手資産運用会社ビットワイズは27日、同社の提供する暗号資産(仮想通貨)ファンド「Bitwise 10 Crypto Index Fund」を上場投資商品(ETP)へ転換する申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。
同ファンドをETP化および上場する申請は、11月15日に米大手証券取引所NYSE ArcaもSECに申請書(19b-4)を提出している。
2100億円以上を運用
同ファンドは、ビットコイン(BTC) BTC -0.96%やイーサリアム(ETH)を含む時価総額上位10位に並ぶ仮想通貨への資金投入を可能にするインデックス型ファンドだ。
総運用資産額は、執筆時点で14億ドル(約2100億円)を超えている。
同ファンドのポートフォリオは、提出された申請書類の中で以下のような配分なってる。
- BTC:75.1%
- ETH:16.5%
- ソラナ(SOL):4.3%
- リップル(XRP):1.5%
- カルダノ(ADA):0.7%
- アバランチ(AVAX):0.6%
- チェーンリンク(LINK):0.4%
- ビットコインキャッシュ(BCH):0.4%
- ポルカドット(DOT):0.3%
- ユニスワップ(UNI):0.3%
このポートフォリオは、取引量、保管方法、セキュリティなど、いくつかの基準をクリアした銘柄のみ含む仕様になっている。
また、資産の保管においては、大手仮想通貨取引所コインベースのデジタル資産部門Coinbase Custody Trust Company, LLCが行っている。
株式の発行および償還は現金のみで行われ、Bank of New York Mellonが業務を請け負っている。
ETP/ETFの拡大を狙うビットワイズ
ビットワイズは最近、仮想通貨への資金投入を可能にする、ETPおよび上場投資信託(ETF)の製品ラインナップの拡大に取り組んでいる。
11月20日、米デラウェア州でSOLの現物ETFの上場を申請。11月26日、NYSE ArcaがBTCとETHに連動するETPの上場を申請。
11月27日には、ヨーロッパ向けに提供する「ETC Group Physical XRP(GXRP)」を「新Bitwise Physical XRP ETP」へリブランド。XRPを発行するリップル社の投資も発表している。
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