ビットコイン(BTC)、6日連続で最高値更新|8万ドルを突破

暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)はこのほど、6日連続で史上最高値を更新している。
10日には、投資家から長らく意識されてきた1BTC=8万ドルを超え、執筆時点の最高値は1BTC=8万1968ドルとなっている。
これは、「仮想通貨推奨派」として知られるドナルド・トランプ氏の米大統領当選、各国の金融緩和、ビットコインの現物上場投資信託(ETF)の成功などが要因と考えられている。
ビットコインの優位性も上昇
ビットコインが連日記録を更新する中、「BTCドミナンス」の数値も上昇している。
BTCドミナンスとは、仮想通貨市場全体におけるビットコインの市場シェア率を表す指標だ。つまり、仮想通貨市場においてビットコインがどれほど優位性を高めているかを図ることができる。
2022年12月時点では、BTCドミナンスの数値は40%以下まで落ち込んでいた。しかしその後、価格の上昇と共に徐々に優位性を取り戻し、執筆時点では59%となっている。
一方、時価総額が2番目に大きい仮想通貨イーサリアム(ETH)のドミナンスは、同時期から徐々に市場優位性を失っている。
全体の時価総額もまもなく最高値に
仮想通貨市場全体の時価総額は約2.74兆ドル(410兆円)を超え、2021年11月に記録した最高値である約2.86兆ドル(430兆円)に迫っている。
この背景には、ビットコインだけでなく、イーサリアムやソラナ(SOL)などのアルトコインの上昇も関係していると考えられる。
ソラナは、2024年3月ぶりとなる200ドルのラインを上抜け、1SOL=215ドル(直近高値は1SOL=210ドル)を記録した。
またイーサリアムは、長らく現物ETFの承認後の成長不振に苦しんできていたが、数ヶ月ぶりに3000ドルのラインを抜けた。
さらに、ミームコインや分散型金融(DeFi)関連の仮想通貨の上昇も見られている。
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