DeFi大手Morphoが1.75億ドル調達、a16zら主導

分散型金融(DeFi)プロジェクトのMorphoは3日、1億7,500万ドルの資金調達を実施したと明かした。
機関投資家主導の大型資金調達
今回の資金調達は、Paradigm、a16zクリプト、Ribbit Capitalが共同で主導した。Apollo FundsやSBIグループなど多数の企業も参加している。
Morphoの企業評価額は約20億ドルに達し、DeFi分野における最大規模の資金調達の一つとなる。
Morphoは、ブロックチェーンを基盤としたオープンなクレジットネットワークを開発している。調達した資金は、「世界のためのオープンクレジットネットワーク」を構築するために使用される。
同社のインフラはすでに110億ドル以上の預かり資産を支え、バイナンスなどの大手取引所や機関顧客に広く利用されている。
また、ビットコインを担保とした新しい金融商品の開発も進められている。
既存の金融インフラは断片化されており、不透明で非効率な部分が多いと指摘されている。
Morphoは、オープンなオンチェーンのネットワークを提供することで、インフラコストの削減を目指している。貸手間の競争を促進し、資本へのアクセスを向上させる狙いがある。
伝統的金融と仮想通貨の融合へ
Morphoの取り組みは、金融システム全体がオンチェーンへ移行する流れを反映している。銀行や資産運用会社などが、暗号資産(仮想通貨)のクレジット市場への関心を高めている。
パラダイムの担当者は、Morphoのインフラが世界の金融をオンチェーン化する基盤になると評価している。
Morphoは今後、過剰担保型の仮想通貨レンディングである「モルフォ・ブルー(Morpho Blue)」を展開する。
さらに、伝統的な資産を担保にした固定金利の貸出サービス「モルフォ・ミッドナイト(Morpho Midnight)」の導入も計画している。
顧客の本人確認(KYC)要件をカスタマイズできる機能を備え、伝統的金融と仮想通貨市場の橋渡しを行う。
Morphoは既存の金融機関を排除するのではなく、余剰資金を持つ者と資金を必要とする者を結びつけることを目指している。
銀行やフィンテック企業は、Morphoのシステムを自社のプラットフォームに組み込むことができる。約200兆ドル規模とされる世界のクレジット市場の大部分をオンチェーン化するという長期的な目標を掲げている。