セキュリタイズがNYSE上場、SOL・AVAXで株式トークン化も

現実資産トークン化プラットフォームのセキュリタイズは2日、ニューヨーク証券取引所への上場を果たした。
SPAC合併による上場と株価の上昇
セキュリタイズは、カンター・フィッツジェラルドが支援する特別買収目的会社(SPAC)との合併を通じて株式公開を行った。
ティッカーシンボル「SECZ」として取引が開始され、初日の取引で株価は8%以上の上昇を記録した。
同社はこれまで40億ドル以上の資産をオンチェーン化してきた実績を持つ。
合併相手であるカンター・エクイティ・パートナーズIIは、2025年5月の新規株式公開で約2億4000万ドルを調達していた。
株主総会での承認を経て、米証券取引委員会(SEC)の審査を通過し、今回のニューヨーク証券取引所(NYSE)への上場が実現した。
合併前の評価額は約12億5000万ドルとされていた。上場時の時価総額は約4億ドルから4億1000万ドルの範囲となった。
証券のトークン化に特化した企業が米国で上場企業となるのは初の事例の一つとなる。
ソラナとアバランチでの株式トークン化
上場と同時に、セキュリタイズは自社の株式を暗号資産(仮想通貨)の基盤技術を用いてトークン化した。
ソラナ(SOL)とアバランチ(AVAX)のネットワーク上で、2億6600万ドル相当の株式が発行された。これは、トークン化された株式の発行として過去最大規模となる。
投資家は従来の証券口座だけでなく、自己管理型の仮想通貨ウォレットを通じても同じ株式にアクセスできる。NYSEで取引される株式とオンチェーン上のトークンが、同じ経済的価値を持つように設計されている。
現実資産のトークン化に対する市場の関心の高さが、初日の株価上昇を後押ししたとみられる。
セキュリタイズは、従来型とトークン化された両方の株式の登録および名義書換代理人を務めている。2026年初頭にはNYSEの指定デジタル名義書換代理人となる覚書を交わした。
従来の資本市場とオンチェーン上の株式表現を橋渡しする役割を担っていく。