ビットマイン、2万7,084ETHを追加取得|供給量の4.7%を独占

仮想通貨関連企業のBitmine(ビットマイン)は29日、暗号資産(仮想通貨)のイーサリアム(ETH)を2万7084ETH追加取得し、総保有量が570万ETHに達したと発表した。
イーサリアム総供給量の約4.7%を保有
同社は過去1週間でイーサリアムの保有量を大幅に増やした。今回の追加取得により、総保有量は570万ETHに達している。
この数字はイーサリアムの総供給量の約4.7%に相当し、同社は市場で最大級の機関保有者としての地位を確立した。
また、同社は約5億5,500万ドル(約899億1,000万円)の現金および市場性有価証券を保有しており、価格の安定したステーブルコインもポートフォリオに組み込んでいる。
仮想通貨の価格変動リスクに備え、十分な流動性を確保する狙いだ。オンチェーン資産とオフチェーン資産を組み合わせた、意図的な資産配分を行っている。
同社は、伝統的な金融資産と大規模な仮想通貨ポジションを統合したハイブリッドな財務モデルを採用している。
機関投資家の需要が高まる中、同社のような大規模保有者の戦略は注目を集めている。仮想通貨市場におけるシステム上重要な参加者として、今後の動きが注視されている状況だ。
仮想通貨市場では、今後のアルトコインシーズンの到来を期待する声も大きい。
ステーキングによる巨額の収益予測
同社は保有する570万ETHのうち、大部分にあたる488万ETHをステーキングに割り当てている。残りのイーサリアムは、流動性の確保や取引のために手元に残しているとみられる。
年間のステーキング収益は、約2億1,100万ドル(約341億8,200万円)に上るとの予測だ。ステーキング報酬が同社の重要な継続的収益源として機能していることがわかる。
この大規模なステーキング戦略の背景には、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムの移行がある。
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行により、大規模保有者が取引の承認作業に参加しやすくなった。
同社は短期的な価格変動を利用した取引よりも、長期的なネットワークへの参加を優先している。プロトコルレベルでの報酬を獲得することで、安定した収益基盤の構築を目指している。
ステーキングに関する規制動向や、他の大規模な仮想通貨企業との競争環境も同社の戦略に影響を与えている。
巨額のイーサリアム保有とステーキングの組み合わせは、業界内での競争力を高める要因となっている。
同社は今後も、仮想通貨エコシステムにおける長期的な成長を見据えた事業展開を続ける構えだ。