モルガン・スタンレーのBTC ETF、1ヶ月で300億円超の純流入

モルガン・スタンレーのビットコイン(BTC)の現物ETF 「MSBT」は8日、発行から1ヶ月で約1億9400万ドルの純流入を記録した。
米国の現物ETF市場全体でも、5月8日までの6週間で合計30億ドル以上の流入が続いている。
流出ゼロの好調な滑り出し
同ETFは、4月8日の上場から最初の1ヶ月間で、資金が流出した日は1日もなかった。この期間中、17日間でプラスの流入を記録し、5日間は変化がなかった。
運用資産残高は最初の1ヶ月で2億4000万ドルを突破している。
保有する現物のビットコインも5月上旬までに約2620 BTCに達した。
競合する他のETFが直近の取引で合計4億2200万ドルの純流出を記録する中でも、モルガン・スタンレーのビットコインETFは安定した資金流入を維持している。
他社が大量の資金流出に見舞われた際にも、MSBTは1300万ドルの流入を確保した。長期的な視野を持つ資金が定着していることがうかがえる。
業界最低水準の手数料が後押し
MSBTの好調な背景には、0.14%という業界最低水準の手数料設定がある。ブラックロックが提供するIBITの0.25%などを下回っており、コストに敏感な機関投資家やアドバイザーから強い支持を集めている。
初期の資金流入は、主に自己主導型の顧客からのものが中心となっている。
また、モルガン・スタンレーが持つ強力なブランド力と、約1万6000人のアドバイザーを抱える広範な販売網も大きな強みだ。9兆3000億ドルの資産を管理するネットワークを通じて、投資家へのアプローチを進めている。
仮想通貨という新しい資産クラスが、伝統的なポートフォリオにスムーズに組み込まれる要因となっている。
資産の保管はコインベースとBNYメロンが担当し、安全性の面でも信頼感を提供している。
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