ビットコイン、1週間で14%急落|市場不安がもたらす売り圧力

ビットコイン(BTC) 価格分析
暗号資産アナリスト
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最終更新日: 
免責事項:本記事の価格予測は、入手可能なデータやトレンドに基づいたCrypto News Japan独自の相場分析を示したものであり、投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格の確実な保証はできません。資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて投資判断を行ってください。

ビットコイン(BTC)の価格は11日、一時7.7万ドルまで下落し、直近1週間で14%の急落を記録した

米国の政策と市場不安が引き起こした売り圧

ビットコインは現在、2023年11月以来の最安値となる7.7~7.9万ドル台で推移しており、主要アルトコインのイーサリアムも1,860ドルにまで下落している。

この急落は、市場の不確実性の増大とともにセンチメントが悪化したことが主な原因だ。

ビットコインの価格下落は、暗号資産(仮想通貨)市場全体に広がる極度の恐怖が引き金となった。

現在のCrypto Fear and Greed Index(恐怖・貪欲指数)は17と、2022年のベアマーケット以来の低水準を記録している。

昨年92を超えていたこの指数の急落は、仮想通貨市場からの大規模な資本流出を反映し、市場調整が進んでいることを示している。

機関投資家の撤退と米国の政策変更

さらに、機関投資家による売却が続いており、これが市場に対する負の影響を強めている。

3月7日終了の週における仮想通貨投資商品からの流出額は8.7億ドルに達し、4週間の総流出額は47.5億ドルに上った。

ビットコインはこれらの流出の影響を最も強く受けており、先週で7.5億ドルが失われた。

加えて、米国の新たな関税政策も市場の売り圧力を強化した要因となった。

トランプ大統領が発表した新たな関税は、カナダ、メキシコ、中国、さらにはEUを対象にしており、これがリスク資産に対する投資家の不安を煽った。

また、トランプ大統領がホワイトハウスで開催された暗号サミットにおいて、政府が押収したビットコインを使用する計画を確認した一方で、追加購入は行わないことを明言した。

この発表は投資家の信頼をさらに損ない、市場の動向に敏感に反応したトレーダーたちを強制的に売却させ、ビットコイン価格の下落を加速させた。

【3月11日最新】ビットコイン(BTC)の価格分析

ビットコインは、2024年に入りビットコインETF承認、米大統領選などの影響を受け、本格的な上昇を遂げた。

BTC週足チャート
出典:TradingView BTC/USD 週足 (2023年~現在まで)

2023年10月、ビットコインは週足チャートにおいて移動平均線のゴールデンクロスを形成した。

このテクニカルシグナルは、ビットコインが数年スパンの長期的な上昇トレンドに入った可能性を示唆。

実際にビットコインはその後、3万ドル台から10万ドル台へと急騰した。

しかし、この急騰後は2025年1月に10.9万ドルをピークに売り圧力が強まり、価格は急速に下落を始めた。

現在、ビットコインは10.9万ドルのピークから27%安の7.9万ドル台まで下落しており、20週移動平均線を大きく下回っている。

この状況は、短期的な反発が難しいことを示しており、100週移動平均線との乖離を縮めるための下落が続いている可能性が高い。

週足チャートでは下落の勢いが止まっておらず、現在の価格帯である7.9万ドル付近には、強力なサポートが見当たらない。

よって今後数週間は売り圧が強まり、下落トレンドが継続する恐れがある。

BTC日足チャート
出典:TradingView BTC/USD 日足 (2024年10月~現在まで)

また、日足チャートにおいても、2025年2月に20日移動平均線と100日移動平均線のデッドクロスが発生した。

このデッドクロスは、短期的な下落圧力が強くなるサインとして解釈され、弱気相場が優勢となった。

直近では、7.8万ドルのサポート価格が現在の注目点となっており、売り勢と買い勢の攻防が続いている。

もし7.8万ドルを日足実体で下抜けると、売り圧力が一層強まると予想される。

この場合、次のサポートゾーンである6万ドル台への下落リスクが現実味を帯びるだろう。

ビットコインの今後の動向としては、引き続き下落トレンドが続く可能性が高い。

今後数週間の価格動向が、その後の回復の兆しを見せるか、さらなる下落を招くかの分岐点となるだろう。

ビットコイン相場の展望

  • ビットコインは現在、売り圧力が強く、7.8万ドル付近のサポートが弱いため、さらに下落する可能性が高い。
  • 6~7万ドル台が次の主要サポートゾーンとして意識される。この付近に到達すると、下落圧力が緩和されるかもしれない。
  • 日足チャートでのデッドクロスは短期的な弱気シグナルであり、6万ドル台への下落リスクが高まっている。
  • 価格が7.8万ドルを下抜けると、さらなる下落リスクが増大し、短期的な反発は難しくなる可能性が高い。

免責事項:本記事の価格予測は、入手可能なデータやトレンドに基づいたCrypto News Japan独自の相場分析を示したものであり、投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格の確実な保証はできません。資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて投資判断を行ってください。

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