ZKsync、新たな報酬プログラムを開始|年初からTVLは2倍に

イーサリアム(ETH)のレイヤー2ネットワークを構築するZKsync(ZK)は6日、新たな報酬プログラム「ZKsync Ignite」を開始した。
同ネットワーク上の分散型金融(DeFi)エコシステムを強化するために、3億ZKトークン(約5800万ドル)が報酬として割り当てられている。
流動性提供者には、今後9ヶ月間にわたって報酬が分配される予定だ。
3月31日までシーズン1開催
報酬プログラムは、1月6日から3月31日までシーズン1が実施され、最大1億ZKトークンを獲得できる機会を提供する。
Uniswap、SyncSwap、PancakeSwapなど15のDeFiサービスが参加(今後も増える予定)しており、暗号資産(仮想通貨)をこれらのサービスに流動性提供することで特別な報酬が獲得できる。
また、「Fuel Station(通称:ガソリンスタンド)」という新機能が導入された。ユーザーには、ブリッジ、一括入金、ガス代不要の取引など、DeFi利用を一元管理できる環境を提供する。
ZKsyncは今後、「Elastic Network」という複数チェーンを一元管理できるネットワークを構築中だ。そのため今回の取り組みは、ZKsync Era(レイヤー2)がElastic Networkにおける流動性の中心地となることが期待されている。
新年でTVLが2倍以上に
Zksyncは、「ZKロールアップ」といわれるスケーリング技術を採用しており、プライバシー性の高い処理の検証が可能だ。
2024年6月には、ZKトークンの仮想通貨エアドロップを実施。対象アドレスに36億ZKトークンを配布した。
しかし同ネットワークはその後、ユーザーや資金の流出に苦しみ、預かり資産額(TVL)は9000万ドル以下まで下落した。
2025年に入ってからは再びTVLが回復を見せており、今回の報酬プログラムの開始により、1日の約1億800万ドルから執筆時点の約2億1000万ドルまで成長を見せている。
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