ヴィタリック、イーサリアム「The Purge」における計画公開

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イーサリアム(ETH)のヴィタリック・ブテリン共同創業者は26日、イーサリアムの次期形態「The Purge」についてのロードマップを公開した。

ここでは、イーサリアムブロックチェーンにおける複雑化やデータの肥大化を軽減し、ネットワークを簡素化するための方法が記されている。

同氏はこのほど、いくつかのイーサリアムについてのロードマップを公開しており、今回の「The Purge」はシリーズ第5弾の記事となっている。

「履歴データ」と「プロトコル機能」の削除

同氏は、イーサリアムブロックチェーンの肥大化と複雑化を軽減するために、不要な「履歴データ」と「プロトコル機能」の削除を提案している。

「履歴データ」においては、すべてのノードがすべての履歴を永続的に保存する必要性を減らすことで、データの肥大化を防ぐという。

イーサリアムは現在、ノードを実行するために、イーサリアムネットワークに接続およびデータが保存された約1.1TBの「実行クライアント用ストレージ」と、イーサリアムのプルーフ・オブ・ステークの合意メカニズムを実装する数百GBの「コンセンサスクライアント用ストレージ」が必要となっている。

これをより手頃な価格にすることで、ノード実行時のストレージ要件を削減することを目指すという。

また、「プロトコル機能」においては、イーサリアム上に構成された情報(アカウント残高、契約コード、契約ストレージなど)を効果的に期限切れにする方法を提案している。

これらにより、ネットワークのパフォーマンス向上および運用コストが削減される可能性があるという。ただし、イーサリアムのガス料金に直接影響を与えることはないという。

分散化や高速化の方法も提案

同氏は最近、「イーサリアムの将来可能性」というタイトルで、いくつかのブログ記事を公開している。

これまで公開してきた内容は、以下の通りとなっている。

  • The Merge:最低ステーク量として設定された32ETHを減額することを提案
  • The Surge:L1(メインネット)+L2(レイヤー2)組み合わせて10万処理/秒を目指すことを提案
  • The Scourge:既存のプルーフ・オブ・ステークにおける集中化リスクを軽減する方法を提案
  • The Verge:あらゆる端末(モバイルウォレットやスマートウォッチなど)でノードの実行を可能にすることを提案

これらの方法により、イーサリアムにおける問題解決および能力向上を目指す。

関連:ヴィタリック氏、イーサリアムの次期形態「The Surge」へ言及

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