ヴィタリック氏、イーサリアムの次期形態「The Surge」へ言及

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イーサリアム(ETH)のヴィタリック・ブテリン共同創業者は17日、イーサリアムの次期形態「The Surge」が目指すビジョンを明らかにした。

そのビジョンの1つに、イーサリアム(レイヤー1)とレイヤー2を活用して、1秒あたり10万件以上の取引処理を可能にすることがあるという。

イーサリアムメインネットのTPS(1秒あたりの取引処理数)は15〜20件ほどだ。一方、BNBチェーンは1700件ほど、ソラナ(SOL)は7000件ほどとなっている。

ただし同氏は、「The Surge」の実装目標とする時期などは明らかにしなかった。

「シャーディング」と「ロールアップ」

同氏は、イーサリアムが10万TPSを実現するために、レイヤー1の「シャーディング」とレイヤー2の「ロールアップ」を活用することを考えている。

「シャーディング」とは、チェーンを細かく分割することを指し、いくつかのトランザクションを同時並行で処理できるようになる。

また「ロールアップ」とは、メインチェーンの処理を逃し、レイヤー2上で計算を行い、再びレイヤー1へ戻す仕組みのことだ。

同氏はこれらを組み合わせることで、イーサリアム(レイヤー1)のセキュリティと分散性を維持しながら、レイヤー2によってスケーラビリティ(快適性)の向上を目指すという。

新たな技術採用も検討

さらに同氏は、スケーラビリティ向上のために、「データ可用性サンプリング(DAS)」や「SNARK」のような技術の採用も検討しているという。

「データ可用性サンプリング(DAS)」は、一部データの計算を行うだけで一定量のデータが利用可能であることを確認できる仕組みだ。

「SNARK」は、データの暗号化技術で、情報のプライバシー保護およびセキュリティ強化ができる。

これらにより、最大約6万TPSが実現可能になるという。

同氏は先日、イーサリアムの処理高速化に向けた構想も発表した。そこでは、取引確定までにかかっている時間を、現在の約15分から4秒程度まで短縮する方法を検討している。

関連:イーサリアム、取引処理の高速化の構想を発表

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