米国株急騰、マイクロソフト・メタ好調|BTCも1400万円超え

米国株式市場は1日、米大手テック企業マイクロソフトとメタ・プラットフォームズの好調な決算を受け急騰した。
S&P 500種株価指数とダウ工業株30種平均は8営業日続伸し、昨年8月以来の長期連騰となった。
マイクロソフト株は7.6%から10.2%、メタ株は4.2%から6.4%それぞれ上昇した。
S&P 500は年初来で約20%下落した後、回復基調を見せ、終値は史上最高値まで9%以内に迫っている。
一方で、暗号資産(仮想通貨)市場でも好調の動きが見られた。
ビットコイン(BTC)価格が週間比3.5%の上昇を見せ、一時的に1400万円の節目を超え、注目が集まった。
今後の仮想通貨の市場動向についても、引き続き注視が必要だ。
ハイテク決算とAI投資が株価牽引
今回の株価上昇は、ハイテク企業の力強い業績が主な要因である。
マイクロソフトはクラウドコンピューティングとAI(人工知能)サービスの成長により、前年同期比13%の増収を報告した。
メタもAIを活用したターゲティングツールの効果で、広告収入が大幅に増加したと発表している。
両社がAIインフラへの積極的な投資継続を強調したことも、市場の期待感を高めた。
これを受けて、半導体大手のエヌビディア株は5%、ブロードコム株は3%上昇するなど、関連銘柄にも買いが広がった。
市場心理も改善しており、企業の底堅い収益やトランプ政権下での関税強化に対する懸念が和らいだことが、投資家の買い意欲を刺激したとみられる。
市場全体の動向と経済状況
ハイテク株中心のナスダック総合指数も1.5%から2.6%上昇し、他の主要指数を上回るパフォーマンスを見せた。
半導体メーカーやクラウドサービス関連企業が特に上昇を牽引した形だ。
また、CVSヘルスやキャリア・グローバルといった他のセクターの企業も市場予想を上回る決算を発表し、相場全体の支援材料となった。
今回の株価上昇は、2025年第1四半期の国内総生産(GDP)が縮小したとの懸念が先に報じられていた中で起きた。
これは、投資家がマクロ経済の逆風よりも、個別企業の業績回復力に注目していることを示している。
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