テザー、麻薬取引の資金洗浄に利用か|メキシコで取引発覚

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米連邦当局は28日、ステーブルコインのテザー(USDT)が麻薬組織による資金洗浄に利用されている実態を明らかにした

捜査当局の報告によると、メキシコやコロンビアの麻薬組織が資金洗浄の手段としてテザーを活用していることが判明。

特に悪名高いシナロア・カルテルなどの犯罪組織が、従来の金融システムを回避するためにテザーを積極的に利用している。

不正資金との関連で割引取引が発生


捜査関係者の証言によると、メキシコでは麻薬取引との関連性からテザーが市場価格を下回る価格で取引されている。

犯罪組織は不正な資金源を認識した上で意図的に安価での販売を行い、これらのテザーは後にコロンビアなどで高値で転売される。転売の手段として通貨両替所や個人間取引、店頭取引などが使用されている。

大規模な資金移動の実態


当局の調査では、麻薬組織による資金洗浄ネットワークを通じて数千万ドル規模の資金が国境を越えて移動していることが判明。

取引所バイナンスの一つのアカウントでは、2020年5月から2023年9月までの間に1560万ドル(約2億3400万円)以上の暗号資産(仮想通貨)取引が行われ、450回以上の入金と570回近い出金が確認された。

テザー社の対応と今後の展望


テザー社の広報担当者は、これらの不正取引の大半が二次市場で行われており、同社の公認チャネルを通じたものではないと説明。

同社は現在、ブロックチェーン追跡ツールを導入し、世界195以上の法執行機関と協力して不正取引の特定と防止に取り組んでいる。これまでに犯罪組織に関連する20億ドル(約3000億円)以上のテザーを凍結したとしている。

今後、ブロックチェーン企業各社は追跡システムやマネーロンダリング対策の強化を進めるものとみられる。一方で専門家からは、分散型で匿名性の高い業界の特性上、当局による監視には依然として課題が残るとの指摘も出ている。

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