トロン創業者、トランプDeFi「ワールド・リバティ」の顧問に
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HTXが3000万ドルを投資、サン氏は強気な姿勢示す
この発表は、HTX(旧Huobi)が同社に3000万ドルを投資したことが判明した翌日のことだ。オンチェーンデータでも裏付けられている。
HTX代表のサン氏はSNSのXにピン留めされた投稿で「米国はブロックチェーンのハブとして台頭しており、ビットコイン(BTC)はドナルド・トランプ氏に恩義がある。トロンはアメリカを再び偉大にし、イノベーションを主導することを約束する」との意気込みを示した。
トランプ氏、仮想通貨への姿勢を軟化
2014年9月に立ち上げられた仮想通貨プロジェクト「ワールド・リバティ」は、次期米大統領トランプ氏による仮想通貨界への最大規模の取り組みとなっている。
同氏は当初、仮想通貨に懐疑的な立場を示していたが、ここ数カ月で仮想通貨業界との関係を深め、デジタル資産への規制緩和を表明している。
トークン販売は苦戦、規模を大幅縮小
業界から大きな期待を集めていた同社のガバナンストークン販売は、予想を下回る結果となった。
当初計画していた3億ドル相当のトークン販売は支持が集まらず、10月下旬には3000万ドルまで規模を縮小した。
最新の提出書類によると、サン氏による購入前のウルフィー(WLFI)トークンの販売総額は2100万ドルだった。販売対象は非米国投資家と適格米国投資家に限定されている。
トロンの動向と今後の展開
時価総額で最大級のブロックチェーンの一つとなっているトロンは、TRXトークンを当初イーサリアム(ETH)のERC-20規格で発行。その後、独自のトロンネットワークへと移行した。26日の取引では4.6%の下落を記録している。
ワールド・リバティは今回の発表で、トロン創業者のサン氏がトランプ氏の母校であるペンシルベニア大学の卒業生であることに言及。
最近ではソウビーズのオークションで、壁にガムテープで貼り付けられたバナナのコンセプチュアルアートを620万ドルで落札したことも紹介した。
ワールド・リバティ共同創業者のザック・フォルクマン氏は「サン氏の投資と同様の重要な投資案件が、ここ数週間で相次いでいる」と説明した。追加の顧問任命については言及を避けた。
ブロックは現在、トロン広報担当者にコメントを求めている。