トロン、ガス代不要なステーブルコイン導入か|年内公開を予定

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暗号資産(仮想通貨)トロン(TRX)のジャスティン・サン創業者は6日、ガス代を支払わずに送金することができるステーブルコインを開発することを発表した。

同氏は、技術的な詳細は明らかにしなかったが、ガス代をステーブルコイン自体でカバーする仕組みを採用するという。

このステーブルコインは、2024年第4四半期までにトロンブロックチェーン上に公開され、その後イーサリアム(ETH)およびEVM(Ethereum Virtual Machine)互換性のあるチェーンにも展開されていく予定だという。

トロン(TRX)とは?

トロンは2017年8月、1秒間あたり2000件の処理が可能となるブロックチェーンとして誕生し、ビットコインの5件/秒やイーサリアムの25件/秒に比べ圧倒的な処理環境を提供している。

同チェーンには、執筆時点で70億ドル(約1兆1000億円)が入金されており、イーサリアムに次ぐ2番目の規模となっている。

TRXトークンは、同ブロックチェーンのガストークンとして流通し、日本の仮想通貨取引所には2021年に初めて上場した。

トークン価格は、過去1ヶ月で10%以上上昇している。

他社ステーブルコインに対抗

トロンは、執筆時点でもっともステーブルコインの送金が行われるブロックチェーンとなっており、2位のイーサリアムより2~3倍の取引量を処理しているという。

同チェーン独自のステーブルコインを発行することで、PayPalのPYUSDやサークルのUSDCなど他社発行のステーブルコインに対抗する狙いがあるとされる。

PayPalのPYUSDは、ユーザーがステーブルコインを米ドルに交換し、手数料無料で国際送金できるサービスを展開している。

また、サークルのUSDCは、Coinbase Walletを使ったイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンBaseへの送金が手数料無料で行うことができる。

ただしサークルおよびバイナンスは5月、同チェーンでのUSDCサポートを終了している。

そのため、同チェーン上でガス代を必要としないステーブルコインを発行することで、ステーブルコイン送金市場の活性化を狙う。

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