テザー、米国規制に対応した新ステーブルコイン発行を検討

アルトコイン
暗号資産ライター
暗号資産ライター
Taichi K.
筆者について

...

監修
暗号資産ジャーナリスト
Naoki Saito
筆者について

...

最終更新日: 
Cryptonewsを信頼する理由
Cryptonewsは、10年以上にわたる暗号資産(仮想通貨)の報道経験に裏付けされた、信頼に足る洞察を提供しています。経験豊富なジャーナリストやアナリストが、深い知識を駆使し、ブロックチェーン技術を実際に検証しています。厳格な編集ガイドラインを遵守し、仮想通貨プロジェクトについて、正確かつ公正な報道を徹底しています。長年の実績と質の高いジャーナリズムへの取り組みにより、Cryptonewsは暗号資産市場の信頼できる情報源となっています。会社概要も併せてご覧ください。
広告開示私たちは、読者の皆様に対し、完全な透明性を提供することを重要視しています。当サイトの一部のコンテンツにはアフィリエイトリンクが含まれており、これらのリンクを通じて発生した取引に基づき、当社が手数料を受け取る場合がございます。

ステーブルコイン最大手のテザー(USDT)は24日、米国のステーブルコイン規制に対応した新たなデジタル通貨の発行を検討していることを明らかにした

総合情報サービス会社ブルームバーグの報道によると、テザーのパオロ・アルドイーノCEOは、米国で検討されているGENIUS法への対応について詳細を説明した。

同氏は、テザーが海外市場への注力を継続する方針を示す一方で、米国の機関投資家向けに規制準拠型のステーブルコインを発行する可能性があると述べた。

GENIUS法対応と市場戦略

検討されているGENIUS法は、ステーブルコインの発行体に対し、現金や短期国債などの「安全資産」による完全な裏付けを義務付ける内容となっている。

また、マネーロンダリング防止法や銀行秘密法の遵守も求められる。

アルドイーノCEOは、テザーが同法への準拠を検討している一方で、米国市場と国際市場での事業を明確に区別する方針を示した。

現在のテザーは主に海外市場向けのサービスとして継続し、新たに米国規制に準拠したステーブルコインを別途発行する構想だ。

テザーの保有資産の大部分は既に規制要件を満たしているが、一部のビットコイン(BTC)や担保付きローンなどは、GENIUS法の基準に適合しない可能性がある。

このため、米国市場向けの商品では、これらの資産を除外する必要があるとみられる。

グローバル展開と監査体制の強化

米議会とデジタル資産規制を象徴するイメージ
アルドイーノCEOは、銀行発行のステーブルコインとの競合について、テザーの独自性を強調した。

同氏によると、テザーの主要な利用者層は世界で30億人に上る金融サービス未利用者であり、この市場での優位性は揺るがないとの見解を示している。

透明性向上の取り組みとして、テザーは大手監査法人との包括的監査実施に向けた協議を進めている。

これにより、機関投資家からの信頼獲得を目指す方針だ。米国向けステーブルコインの発行時期については、2025年後半に近づく可能性があると言及した。

テザーは現在、ステーブルコイン市場の60%以上のシェアを占める最大手の地位を維持している。

同社の戦略は、仮想通貨市場の成熟化に伴う規制対応の重要性を示しており、今後も海外市場での事業拡大を継続しながら、米国規制への対応を進める見通しだ。

Logo

Cryptonewsを信頼する理由

200万人+
月間読者数
250+
ガイド、レビュー記事
8年
サイト運営年数
約70人
国際的な編集チーム
editors
+ 66人

注目のICOコイン

先行販売中の注目トークンをチェック ── 今が狙い目の有望銘柄も。

マーケットキャップ

  • 7日
  • 1ヶ月
  • 1年
時価総額
$4,004,641,914,678
7.22
トレンドの仮想通貨

注目記事

ビットコインニュース
ビットコイン、量子耐性強化の改善提案|デロイト警鐘の脆弱性
Naoki Saito
Naoki Saito
2025-07-18 02:34:55
XRPニュース
カリフォルニア、リップルやコインベースと連携し政府効率化へ
Naoki Saito
Naoki Saito
2025-07-18 01:47:29
Crypto News in numbers
editors
筆者リスト + 66人
200万人+
月間読者数
250+
ガイド、レビュー記事
8年
サイト運営年数
約70人
国際的な編集チーム